私の今年食べに行きたいお蕎麦屋さんリストの上位にある

荻窪の老舗蕎麦屋の『本むら庵』さんにランチを食べに行きました♪

 

最初にお店の名前を聞いたときは「ほんむらあん」を「ホームラン」と聞き

変な名前の蕎麦屋だと思いましたが

荻窪は勿論のこと、吉祥寺や高円寺に住む蕎麦好きな友人や知人からも

本むら庵さんの噂はいつも聞いていたので

一度は食べてみたいと兼ねがね思っていたお蕎麦屋さんです!

ただ何となく敷居が高く感じたので今まで食べに行くことをためらっていました。

 

創業は大正13年(1924年)。

店名の由来は、地名の上荻窪村本村にあったからだそうで

当初は「本村庵」として営業をしていましたが、昭和46年(1971年)に

店舗を改築したときに「本むら庵」となったとのことです。

 

人気のお店なので日曜日の開店5分前に到着すると

店頭には既に何組ものお客さんが並んでいました。

お店に入ると直ぐ左手に立派で広い蕎麦打ち場ありました。

3人同時に蕎麦が打てるスペースがありました。

殆どのお客さんは予約をしていましたが、私はフリーでしたので

花番さんが12時から予約のテーブル席に案内してくれました。

窓からは敷地内の庭園や盆栽など季節を感じさせる心遣いが老舗ならではです。

見たところ常連客も多く、花番さんたちも慣れているようでした。

最初に季節のおすすめ品を見た瞬間にランチで来るお店ではないと悟りました。

私がお酒と一緒に食べたいと思うような料理のオンパレードです!

◆季節のおすすめ品・季節の特別献立

この店がこだわる〝挽き立て、打ち立て〟の「せいろそば」が900円(税込)。

挽ぐるみ太打ちの「田舎そば」が1,000円(税込)、

5月中旬までの季節変わりの「茶そば」は1,500円(税込)です。

◆冷やしもの

温蕎麦に「生湯葉そば」1.800円(税込)もありました。

蕎麦はうどん(手打ち)に変更することもできます。

◆汁もの・御飯物

一品料理を確認すると、思っていたよりも普通の値段です。

これなら高級割烹より美味しい蕎麦が食べられるのでこちらの方が好みです♪

◆一品料理

初めて食べる人気のお蕎麦屋さんでは「鴨せいろ」と決めているのですが

この「白えび天おろしそば」は魅力があります!

こういう名店の味を家で再現できればと少し欲がでました(笑)

注文してから約5分後に提供されました。

せいろそば、鴨汁、薬味は本山葵、刻み葱、山椒です。

この蕎麦を見た瞬間、登戸の「酒縁さらしな」さんの蕎麦を思い出しました!

◆鴨せいろそば  1,800円(税込)

薄っすらと茶を帯びた細打ちの蕎麦は均等に切り揃えられた端正な仕上がりです。

見るからに美味しそうなので何もつけずに手繰り食べてみました。

ほのかに蕎麦の風味が楽しめ、コシ・ノド越し共に申し分のない美味しい蕎麦です。

「本日の蕎麦」が表記されていなかったので品種はわかりませんが

食べたことのある蕎麦のようでした。

信濃1号、キタワセではないということは何となくわかりました。

国産の合鴨を使った鴨汁は、長葱と鴨肉だけのシンプルなものですが

煮込んだような色をした鴨汁でした。

鴨肉は薄くスライスしてあるのでしゃぶしゃぶ肉のように柔らかく

とても美味しかったです。

この鴨肉なら歯の悪いお年寄りでも美味しく食べられると思います。

蕎麦を食べ終わるのを見ていたかのように花番さんがドンピシャで

蕎麦湯を出してくれました。このタイミングが流石です♪

残った鴨汁に蕎麦湯をたっぷりと注ぎ、極上の鴨蕎麦スープを楽しみました♪

半分ほど飲んだところで山椒を入れ味変を楽しみながら一気に飲み干しました。

会計の時に今日のせいろ蕎麦の産地を聞くと茨城県と即答してくれました。

さらに私が「常陸」と言いかけると「常陸秋そば」ですと答えてくれました。

洗練された蕎麦にボリュームもあり、サービスも完璧でした♪

今度訪れるときは蕎麦前から楽しみたいと思います。

◆本むら庵 荻窪本店

東京都杉並区上荻2丁目7-11

☎ 03(3390)0325

営業時間:11時~21時30分

定休日:火曜日、第3水曜日

 

◆店舗案内マップ