かけ蕎麦の上にふわふわに泡立てた卵白を敷き、その上にもみ海苔を乗せた種物蕎麦のことで、幕末(文久頃)江戸の蕎麦屋で創作されたといわれています。
別名・泡雪蕎麦ともいわれますが、新海苔の出回る2~3月頃のメニューでした。
今では殆どの蕎麦屋のお品書きに載っていません。
食べていくうちに卵白の泡が消えていくので、その風景を淡雪に見立てて春先を再現しているといいます。
池波正太郎の時代小説である鬼平犯科帳(全135作)にも淡雪蕎麦が登場します。
手の掛かる蕎麦ではありませんので作ってみました。
黄身を抜いて卵白だけを乗せて食べるので、当然ながら黄身の味がなく淡泊で、蕎麦と一緒にふわふわ感が広がります。
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