日本最古の医学書で、平安時代に宮中医官を務めた鍼博士(丹波康頼)が著した30巻からなり、永観2年(984)に時の朝廷に献上されました。
多くの佚の中から復元できることから、文献学上にとって非常に重要な書物とされていますが、1984年には国宝となり現在は東京博物館が所蔵しています。
興味深いのはこの平安時代に編纂されたこの書の中に、既に蕎麦に関する項が出てきます。
「蕎麦は五臓の汚れたカスを洗い流して精と神を繋ぐ。
その葉を煮て野菜として食することもできる」という記述があります。
長い間公開されなかった秘密の書ですが、今は現代訳になったものが数冊発刊されています。
-下はそば雅の購入した本-
※俳優の、故・丹波哲郎はこの丹波家・分家の末裔だそうです。
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