本来は味加減のことを塩梅(元々はえんばい)といいますが、身体の状態・物事の加減・事の処理等に年長者の方が多用する傾向にありますね。
昔は塩と梅酢が調味料の主役だったこともあり、そこから生まれました。
蕎麦粉の配合は「こんくらい」蕎麦つゆは「これくらいの加減」というのが蕎麦屋の慣習や言葉でした。
今では常に均一で味のバラツキのないよう、計量する蕎麦屋さんが多くなりました。
蕎麦のコシを出したい時に塩を混ぜ込むこともありますが、その塩について。
昔は海浜で取れた塩を運ぶのには、随分な苦労が伴いました。
例えば海のない信州(長野県)へは、日本海側と太平洋側から運ばれましたが、その合流最終地点は(塩の最終=塩尻)と地名がついたといわれます。
塩尻では古くに、日本海側から運ばれた塩を(北塩)太平洋側を(南塩)と、呼んだそうです。
塩尻という地名は全国に沢山あり、この地名由来説は説得力に乏しく、単なる一説だと思います。
(そば・うどん)のボタンをクリックして頂きますと励みになります。
↓




