一日二食と蕎麦 | そば雅 (そば打ち職人)

そば雅 (そば打ち職人)

長野へ出掛けた帰り道に檜の麺棒を購入したのがキッカケで蕎麦打ちに挑戦しましたが実に難しく、美味しい手打ち蕎麦を極めようと独学で研鑽。
今では蕎麦の奥深さに魅了され、少しでもこの思いを広めたい、と思っています。

現代では朝・昼・夕、と日に三食が普通ですが、古来日本では二食でした。

「二食は優雅・三食は野卑」とされ、特に平安貴族は食べる量も極端に少なかったようです。

人前で食べることすら「下品で、はしたない」ということで、女性貴族は殆ど栄養失調状態だったとか。

日に三食が定着したのは、江戸時代の元禄期(1688~1704)以降のことといわれていますが、それまでは朝食はお昼直前に、夕食は4時頃だった、と文献に。

(戦国時代の武士達は体力をつけるため三食で、それが庶民に浸透したという説もあります)

 

今と違い肉体労働の多い時代は、朝早くから出掛けて夕方遅くに帰宅なのでお腹が空きますが、毎昼に帰宅してまで食べるわけにもいきません。

そこで、屋台や飯屋のような外食産業が間食・昼食として沢山出現します。

特に、蕎麦屋・寿司屋・天麩羅屋が昼時には大いに繁盛しました。

-当時蕎麦屋は江戸だけで屋台を除いて600軒も-

 

 

 

最近は健康維持のため一日二食がお勧め、という本が数冊出ていますね。

 

 

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