儀式蕎麦の一種 「荷縄蕎麦」 | そば雅 (そば打ち職人)

そば雅 (そば打ち職人)

長野へ出掛けた帰り道に檜の麺棒を購入したのがキッカケで蕎麦打ちに挑戦しましたが実に難しく、美味しい手打ち蕎麦を極めようと独学で研鑽。
今では蕎麦の奥深さに魅了され、少しでもこの思いを広めたい、と思っています。

日本には盆中の8月15日に蕎麦打ちをする習慣が古くからあります。

 

これを盆棚(精霊棚)に飾り付けたり、茄子や胡瓜で作った馬や牛の背に乗せたりする風習で「背縄」「背負い縄」「鞍縄」ともいいます。

お盆はこの世とあの世をご先祖様が行き来するのですが、ご馳走をお供に背負わせて帰っていただくから。

元禄16年(1703年)には、この古い風習が既に記録されています。

 

 

今でもこの伝統が散見されますが、蕎麦だけではなく、うどんや素麺を乗せる地方もあるようです。

 

時代がいくら変わっても、両親や先祖を大切に敬う気持ちを忘れてはいけませんね。

 

 

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