安価で使い勝手が良くて選択幅が広い、ということがあって熱狂的な蒐集家もいる蕎麦猪口。
古伊万里から現代作家までの彩り豊かな写真と、時代区分や歴史背景を載せた専門書も多く出版されています。
蕎麦猪口の語源は朝鮮語の(チョンチ/小椀)からきているともいわれますが、横に寝かせると猪の口に似ているから、という説も。
日本での原形は有田焼で、伊万里港から全国に広がりました。
用途が広いので重宝されている生活に密着した雑器です。
湯吞み・サラダ・ぜんざい・お汁粉・酒杯・小丼・スイーツ・アイスクリーム・スープ等の食器の他に、工夫してサボテンやミニ盆栽としても。
利き酒には升がよく使われますが、蕎麦猪口にも出番があります。
(蛇の目猪口)とよばれ、底の裏側に丸いへこみがあって、蛇の目に似ている蕎麦猪口です。
(ちょこ)が正しいのか(ちょく)が正しいのかといえば、元来は(ちょく)でしたが、時の流れで(ちょこ)になったようで、どちらも間違いではないのですが(ちょく)といった方が、「通」っぽいというのが面白いですね。
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