(庖丁)本来の字は(包丁)で、中国の「荘子・養生主篇」に登場します。
中国の魏・恵王の前で丁という名の伝説的な料理人が、神業ともいわれる手捌きで牛を解体し、恵王を感動させたそうです。
丁の愛用する刃物は、二十年近く使っていても腕前が凄いので刃こぼれがなかったとか。
そんなことから、料理を(庖=料理・調理場)と呼ぶようになり、(包+丁)になったという説があります。
日本でも平安時代以前は、既に料理人を「庖丁」と称していたそうですね。
やがて庖丁(料理人)の使う刃物を庖丁刀というようになり、時を経て室町時代から(刀)が省略されて、料理に使う刃物の総称になったといわれています。
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