丸延し(地延し)と泥棒回り | そば雅 (そば打ち職人)

そば雅 (そば打ち職人)

長野へ出掛けた帰り道に檜の麺棒を購入したのがキッカケで蕎麦打ちに挑戦しましたが実に難しく、美味しい手打ち蕎麦を極めようと独学で研鑽。
今では蕎麦の奥深さに魅了され、少しでもこの思いを広めたい、と思っています。

水回しを終えた蕎麦玉(でっち玉)を丸延し(地延し)する段階は、掌で行いますが右利きの人が多いからなのか、時計回り(右回り)を勧める場合が多いのですが、厚みが均一で丸くなれば左右どちらでもやりやすい方向で勧めても構わないと思います。

そば雅は左手で延しますが、手首の動きは身体の内側へ進むのが自然なので時計回りです。

 

 

 

 

この「時計回り/右回り」といういい方は最近で、昔は「泥棒回り」といわれていました。

例えば、着物を着て車座になって何かをする時、右の人から左の人に渡すには、懐に手を入れる姿勢になります。(男女とも着物は右前です)

今では殆ど使わない言葉ですが、面白い表現ですね。

 

世の中には右回り・左回りには色々あって、例外を除いてその根拠に意味や理由があるようです。

 

(左回り) 

陸上のトラック・野球のダイヤモンド・フィギュアスケート・F1レース・競艇・競輪・競馬・メリーゴーランド 等々

 

(右回り) 

時計・回転寿司・アナログ指示器の針・お化け屋敷・レコード・CD・扇風機の羽根・ネジやキャップの締める方向 等々

 

 

 

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