木賊(とくさ)と麺棒 | そば雅 (そば打ち職人)

そば雅 (そば打ち職人)

長野へ出掛けた帰り道に檜の麺棒を購入したのがキッカケで蕎麦打ちに挑戦しましたが実に難しく、美味しい手打ち蕎麦を極めようと独学で研鑽。
今では蕎麦の奥深さに魅了され、少しでもこの思いを広めたい、と思っています。

麺棒は蕎麦打ちに欠かせない道具ですが、人によって(重さ・太さ・長さ)の好みがあります。

そば雅は、軽い・太いが苦手なので、ダモとメイプルの径28㎜で3本を使いますが、長さは90㎝・110㎝・120㎝。

 

延しに使う麺棒は、滑りが良くなければなりません。

漆仕上げの麺棒もありますが、木目を大事にするなら自作が良いですね。

そして、麺棒は長い時間を掛けて「育てる」という要素があります。

 

 

自作の場合は、粗め200番から1500番までのペーパーで順に磨くのですが、使うことで細かな傷やザラザラが出てきた場合は、木賊(とくさ)を乾燥させたもので磨き、蜜蝋かココナッツオイルを付けて数日間寝かせると、滑りの良さと高い防水効果を得られます。 (純粋の胡麻油も高い効果があるそうです)

 

柿渋や胡桃油を塗ったりしたこともありますが、べたついたり変色したりするので、最近は使いません。

 

割れたり反ったりすることがあるので、麺棒の保管は立てかけるのではなく横にしますが、他にも水で濡らさない・日の当たる所へ置かない・エアコンの風に直接当てない、等の注意が肝要です。

 

 

 

 

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