蕎麦の味 | そば雅 (そば打ち職人)

そば雅 (そば打ち職人)

長野へ出掛けた帰り道に檜の麺棒を購入したのがキッカケで蕎麦打ちに挑戦しましたが実に難しく、美味しい手打ち蕎麦を極めようと独学で研鑽。
今では蕎麦の奥深さに魅了され、少しでもこの思いを広めたい、と思っています。

人の味覚には個人差がありますが、○○庵の蕎麦は美味しい、☆☆屋の蕎麦は今ひとつ、等といいますね。

「蕎麦の味は蕎麦粉で決まる」といわれますが、それなら良質の蕎麦粉を使えばどこの店も同じで美味しい筈です。

 

そこで蕎麦の味について違いを考えてみます。

 

蕎麦打ちの工程は

①(全工程が手作業)

②(水回しは手作業で延しと切りだけが機械)

③(水回しとの延しは手作業で切りが機械)

④(全工程が機械)と4大別されますが、同じ蕎麦粉でも工程の違いによって微妙な差も。

 

 

これらは作業工程ですが、蕎麦の実を粉にする工程の違いでも大きく差が出ます。

 

 

 

・蕎麦の実を石臼or機械によるロールで挽く違い

(手回し、電動石臼の回転数、石臼上下の圧、大きさと重さと溝文様)

・挽いた粉の細かさと粗さの違い

(篩を通過した粒子の大きさ)

・一番粉~末粉の混合量の違い

(粉の質は勿論、何番粉をどれだけ混ぜ合わせるかの比率)

・繋ぎの違いと量

(小麦粉の量、或いは他を使った場合は繋ぎの種類)

・手作業工程の違い

(力加減、手の熱、延しの厚さ、切りの幅、作業時間)

・作業時の環境

(加水量、室内の温度と湿度、加水の水温)

 

※味の違いは、つゆに大きく左右されることはいうまでもありません。

 

 

 

 

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