「田舎蕎麦」 | そば雅 (そば打ち職人)

そば雅 (そば打ち職人)

長野へ出掛けた帰り道に檜の麺棒を購入したのがキッカケで蕎麦打ちに挑戦しましたが実に難しく、美味しい手打ち蕎麦を極めようと独学で研鑽。
今では蕎麦の奥深さに魅了され、少しでもこの思いを広めたい、と思っています。

 

 

「田舎蕎麦」は別称「山家蕎麦」ともいわれ、少し太めで黒っぽく香りの強いのが特徴です。

 

 

田舎蕎麦は、コシが強くて白っぽい江戸風の更科蕎麦と反対に位置します。

蕎麦好きには田舎蕎麦こそが素朴で好きだ、という方も多いですね。

違いは挽いた蕎麦の実をどう使うかの違いです。

 

※更科蕎麦・・・蕎麦を挽いて最初に採れる実の中心部分を使います

※田舎蕎麦・・・玄蕎麦の殻も全て挽いて全粒粉として使います

 

天保7年(1836)の文献に「回向院・田舎蕎麦」なる記述が出てきますが、江戸末期には「田舎蕎麦」として提供する蕎麦屋さんがあったと思われます。

 

「蕎麦なら田舎蕎麦に限る」という黒っぽい蕎麦信仰のような風潮もありますが、お店によって様々な品種・蕎麦粉の量・繋ぎが違うのは勿論ですが、打ち方によっても大きく味が異なります。

 

-「本来捨てるような殻(カス)を入れてお客から代金を頂くことはできない」と頑なに田舎蕎麦を提供しない拘りのお蕎麦屋さんも多く見かけます-

 

 

 

 

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