蕎麦の実の三稜は、三角(みかど)と帝(みかど)に通じるので、京都の御所では忌み言葉とされていました。
そこで蕎麦の葉と葵の葉が似ていることから、蕎麦のことを「あおい」といいましたが、麺類の総称は「ぞろぞろ」と表現。
2017.6.8のブログで、女官・女房言葉をアップしましたが、その他にも現在も広く使われている言葉が数多くありますが、その一部を。
おかか(削り鰹) おかず(お菜) おから(大豆の絞りかす) おさつ(薩摩芋) おじや(雑炊) おみおつけ(味噌汁) おはぎ(牡丹餅) おつくり(刺身) おかず(総菜全般) おめもじ(目通り) こうこ(沢庵) あおもの(野菜) しゃもじ(杓文字) おひや(水) おなら(放屁) おまる(便器) ゆもじ(浴衣)
等の他に、おいしい・おもちゃ・きぬかつぎ・おむすび・へちま、もあります。
-女房言葉-
室町時代初期頃から、貴族社会の宮中や院に仕える高位女官が女房であり、私室を与えられていて彼女達が使い始めた隠語で現代にも用いられています。
排泄を連想させるので直接表現を避けたり、人前でものを食べるのは下品とされていました。
因みに野坂昭如は、生前「僕は人前で食事するような下品でハシタナイことはしない」と語っていました。
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