明けましておめでとうございます | そば屋は一日にしてならず

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福岡市中央区六本松・梅光園地区の江戸そば”蕎麦切り かんべえ”のブログです。

そばの事、店の事、料理の事、音楽の事、日常の事…その中で感じた事を綴りたいと思います。

相当久々の更新ですが皆様明けましておめでとうございます
本年もどうかかんべえをよろしくお願い致します

さて、新年早々元旦からインフルエンザB型に感染いたしまして先ほどやっと熱が下がりました。
昨年11月にインフルエンザA型に感染したばかりだというのに…(ToT)
十何年もインフルエンザなんてかからず僕には関係のない世界かと思ってましたがいきなり急接近
年齢からくるものなんでしょうかねぇ?(ToT)

今年はどんな年にしようか?と毎年新年には目標を立ててここ十数年生きてますが
今年は昨年末に編み出した「佐々木式一気加水」を完成させるつもりでおります
佐々木式一気加水とは何なのだ?と突然謎のキーワードを出されても⁇な方ばかりでしょう(笑)
実は昨年途中から加水を計ってソバを打つ事を辞めました
全て手の感覚だけで打つわけなんですが
それに飽き足らず無計量で一気加水のように加水の量を瞬時に見極め水回しをする技術を磨いておりました。
それもだいぶ形になったとこで年末の年越しそばの時期に差し掛かりました。
さすがに何十回も打つ年越しそばで一回一回無計量一回加水なんてやってたら神経がいくつあっても足りませんから
年越しそばに備え加水率を計り始めました。
バッチリな加水率がわかると一気加水するのがそりゃもう当たり前ですが
そこでふと無計量一回加水と有計量一回加水のやり方をブレンドしたほうがそば粉の一粒一粒に余計綺麗に水が行き渡るんではないのか?という事に気付きました。
無計量一気加水のやり方で計量した一気加水を行なったわけです
多分間違い無いと思いますが僕の閃いた事は正しいんじゃないかと思います
まず出来上がったソバの香りが変わりました。
延してるときにソバが風邪を引かなくなりました。
蕎麦打ちを習いに来てる弟分が今までと全然違うとビックリしとりました。
多分気のせいではないと思います
でもこのやり方は普通の水回ししてる人にはできません
僕の流派は水回しは利き腕一本で行います
なので佐々木式一気加水ができます
今年はそのやり方を更に上手にできるよう精進します
幸か不幸か僕には「これが正しい」という考え方がありません
伝統は多分誰よりも重んじておりますが
その先を作るのが僕たちの役割だとも思ってますので伝統を壊す事も修行の一つだと思っています
最終的に原点回帰する事がわかってるからできる事もたくさんあるのです
ソバを本格的に打ち始めてたったの三年十ヶ月
未だ自分の伸び代しか見えません
今年もジャンジャンバリバリ行きますので僕の成長を楽しみにしておいてくださいね
手前味噌ですが最初から僕をずっと見てくれてあるお客様はほんと楽しいみたいですよ
ソバがどんどんどんどん変わっていくから。
皆様今からでも遅くないですよ(笑)
それでさ皆様今年もよろしくお願い致します
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