吟八亭 やざ和(葛飾区亀有)の「板わさ」「天ぷら盛り合せ」「せいろそば」「田舎せいろ」等
【令和7年9月某日 調査・登録】 こちらの店「吟八亭 やざ和」は、JR亀有駅から徒歩8分ほどのところにある人気蕎麦屋です。店主の矢澤登志和氏は、柏の老舗蕎麦屋「竹やぶ」で修行の後、独立した方です。2階入り口手前の待合スペースでは、石臼をゆっくり丁寧に回しながら蕎麦を挽く店主の姿を見ることができます。 《前回のこちらの店の調査・登録:ゆばさし・玉子焼・天せいろ・田舎せいろ等》 長く続いた猛暑も収まり、少し涼しくなってきましたので、まずは「燗酒」をいただきましょう。 銘柄をお聞きしたところ、奈良の上田酒造の「嬉長<きちょう>」とのことでした。サラッとしたのど越しで、飽きのこない美酒です。 こちらは「板わさ」です。表面が香ばしくて、プリプリしていてとても美味です。日本酒にピッタリ合います。 美味しい肴でお酒も進みます。お替りは、宮城の新沢醸造の「特別純米 伯楽星」です。フルーツのような香味が感じられ、フィニッシュは爽やかな酸味がキレ味を演出する美酒です。 こちらは「天ぷら盛り合せ」です。岩塩でいただきます。 美味しい肴が続き、またまたお酒のお替りです。新潟の渡辺酒造の「純米吟醸 根知男山」です。 地元根知谷産五百万石と越淡麗が使われ、酵母は新潟県醸造試験場のG9が主に使われています。穏やかな香りと味が特徴です。 さて、おそばをいただきましょう。こちらは、石臼挽き「せいろそば」です。蕎麦の香りと舌ざわりが秀逸です。 こちらは、限定20食という手挽き「田舎せいろ」です。「田舎」というと、太くてボソボソしたそばが多いですが、こちらの田舎は、細めです。しかし、しっかりと蕎麦の実を感じることができ、香ばしさと甘みが引き立っています。 仕上げは、もちろん「そば湯」です。白濁色で濃厚でトロリとしています。 ごちそうさまでした。とても美味しい蕎麦前とおそばでした。★吟八亭 やざ和 所在:東京都葛飾区亀有1-27-8 電話:03-3690-8228 品代:燗酒800円、板わさ800円、特別純米 伯楽星1,200円、天ぷら盛り合せ1,900円、純米吟醸 根知男山1,200円、せいろそば1,000円、田舎せいろ1,100円