京都・北白川通の京都造形芸術大学の中にある「春秋座」でのお芝居を見てきました。
阪急京都河原町から5番の市バスに乗って。いいお天気、観光客でぎっしりの車内から吐き出されると見えてくる美しい建物。
おー、、遠い昔に何度もこのへんをうろうろしてたけど、こんな大階段はなかったぞ!
となりのカフェの横からエレベーターで上まで行けるそうですががんばって階段をのぼる。
懐かしい空気のする芸術大学。生徒の人種が違うとは思うけど建物のそこかしこに似たテイストがあってワクワクするのと興味がむくむくわいてくるのを押さえて、奥の春秋座へ。
舞台は暗く、真ん中にグランドピアノが置いてあるだけ。背景もない。上手前に椅子とマイクがぽつんとある。
鍵盤男子お二人に続いてみっさま登場。
シケだ!前髪に綺麗なシケがある!タキシード!みっさまタキシードだ!
静かに朗読が始まり、ピアノが語り始め、汽笛のSEが出航の合図を告げ、客席は海の上のバージニア号の船内になる。
みっさまと船旅をしました。
レモンの箱の中の赤ちゃん、8ちゃいの男の子、27歳の才能ある青年、32歳の苦悩、さすがのみっさま。
もうひとりのノヴェチェント・大井健さまがでずっぱりで舞台の上に居て、ずっとひいてらして、お芝居のタイミングも併せて、台詞(3つ!)もあって、すごくたいへんなのにずっと爽やか!
中村様の落ち着いた朗読、からのいきなり白のタキシードでのピアノ演奏は、、かっこよかった!
わずかなSE、汽笛と複数の足音だけなのに、豪華客船の中からわれ先に下船しようとする労働階級の人々や毛皮をまとい使用人を連れた1頭船室の客の姿が見え、ピアノ対決のシーンでは二人をはやし立てたり口笛を吹く観客の姿がそこにありました。
セリがあがるあがる、さがるさがる、タラップができる舞台ができる階段ができるテーブルができる機関室の横のベッドルームが見える。。
まわるまわる盆が回る、ぐるぐるまわって嵐の日のプレイルームになる、広い船内になる、ノヴェチェントが見た陸地になる、降りれない甲板になる。
全てをそぎ落として、美しいピアノの調べと客席の想像力にゆだねるだけの3人芝居、あめいじんぐーー!
2000人がそこにきてひととき同じ空間で過ごしそして去っていく、その繰り返し。ああまるで宝塚大劇場のようですね。
ピアノがあんなにおしゃべりだとは知りませんでした。 面白かった。
ピアノ、いいなあ。
みっさまはピアノひけないから、ちょっとだけピアノに手を添えるようにひくワンシーンのためにものすごくお稽古したんだろうな。
ラストはちょっと切なくてさみしくて。
終演後に鍵盤男子のおふたりのCD販売とサイン会がありました。間近で拝見すると、、かーなーりー、いやすっごいイケメン!
今回のお芝居のサントラがあったらよかったのに~。
ロビーの掲示板にみっさまのインタビュー記事を丁寧に切り取ってはってありました。どの写真もみっさま綺麗だ。
構内のカフェで一休みしてから、人間館入り口横のミケランジェロ「夜」に別れを告げて会場を後にしました。
大階段に猫がいました。猫よ、なに想う?
で、北白川に来たからには天下一品総本店にいかなくては。
ラーメン完食すると、おはちの底からTwitterの青い鳥が出てきます。食器は全部総本店用特別仕様。うまうま♪
みっさまの次の舞台は、、このお芝居の福岡&東京公演、次はクリスマスコンサート?ビルボードライブ?草月ホール?
追いかけるのは大変なので、近くにお越しの際は捕まえられるといいな、、。。
あー、みっさまかっこよかった。。(反芻中)