チケットの神様の思し召しにより、幸運にもこの日曜日にバウホール公演「SenhoreCRZEIRO!」を見ることができました。
満席完売御礼、あいにくの雨もなんのそのぎっしり。
いやもう、のっけから水美舞斗・マイティの魅力炸裂でトップスピートで駆け抜けるのがたまらない。
1幕はお芝居仕立て。
スターに上り詰める直前のマイティ(クルゼイロ)がダンスチーム4名を従える形で、躍る踊る。これからおれたちのし上がっていくんだ、スキャンダルも名前を売るためには仕方ねえ、でもクルゼイロはなんであんなにがむしゃらに焦ってるんだろうとその4名はいぶかっている、、というのはわかった。
とにかく踊りまくる。群舞もソロもお好み次第に、もちろん激しく!
田舎にいるときに恋をした女の子・ビアンカ(しろきみちゃん)に「トップになる」と言って出てきたのもわかった。しろきみちゃんの吸い込まれるような美しい歌声が流石の貫録も持って素敵。
病名発覚してチームを抜け、場末でタンゴをバルバラ舞空瞳ちゃんと踊る。ひっとんちゃんの足さばきとマイティの足がよくこんがらがらないものだと思う暇なく素早く繰り出される足、そしてぴたりと揃って高く美しく上がる足。そしてひっとんちゃんもとても耳に残る声で歌う。小悪魔的なかわいさなのは、ダンスのお衣装のせいなのか挑発的なお化粧のせいなのか。この有望株の別の顔も見たくなります。
タンゴのお相手の女の子に「おもいだせないわ」と言われ続けるのが切ない。白鳥と黒鳥が生と死をイメージしたダンスを繰り広げるのも印象的
2幕は大勢に見せ場のある、躍動感あふれるショー。
どの子もこの子もみんなかっこいいしみんな踊れるしみんな歌えるし、目が足りない!
綺城ひか理(あかちゃん)くんがタップ踏む足の長いこと!お歌もいい声が伸びて聞き入ってしまう。
お気に入りの聖乃あすか(ほのちゃん)くんのダンスに釘づけて、ずっと見ていました。そして出ました・むっちりした美女!そしてマイティとちゅう☆(はいからさんの蘭丸も、ポーの一族新人公演でもキスシーンはなかったよね??舞台上の初めてはマイティになるのか!)
何度も客席降りあるし、見ている方も汗だくになってきて、テンションあがるあがるー!大変苦しいはずなのに、きらきら笑顔はそのままに白い歯を見せて踊る踊る踊る。
汗が飛び散りマイティはじめみんなの黒塗りがどんどんおちて、白い首筋がまぶしいよ。
マイティには今回海の女王になる「いわゆる女装シーン」があるのですけど、あれは女装っていうのかな。めっちゃゴツくてたくましくて、「海のおっかさん」くらいのパワフルさ。上はデコルテの見えるドレスで肩から胸元脇までみえるのだけど、めっちゃ筋肉。スカートは輪っかなのにガンガン踊る。スカートをぶんぶん振り回すからドロワースが見えるのだけどそこから出るはだしの足が、筋肉もりもり。いやそれがまたかっこいいんだ!!
フィナーレで一人一人マイティに送り出されるように前に来てポーズを決めるのが、身もだえするくらい可愛い!花組ポーズが多いけど、何とか工夫して自分をわかってほしいって思いが伝わってきます。
そして花男マイティが誰よりも大きくてかっこよくて、惚れてまうやろ、惚れへんわけないやん、、って活躍で、がんばってました。
カテコのご挨拶はこちらに書いたように、あれで、あのパワフルさで「フェアリー」なのだそうです。
ご挨拶に並んでみると、マイティは男役としてはそんなに背が高い方ではないのね。でもそれがバウの舞台でどれだけすごく大きく見えたか。そして脇を支える上級生下級生が素晴らしい動きを見せてくれる。そしてまだ荒削りな面も見えて、ということは伸びしろがあるってことだから本当にすごい。
こんなの見せられたら花組は安泰だね。
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マイティよかった、本当に良かった。次のマイティとほのちゃんがとっても楽しみ~!
で、移動中に頭をよぎったのは、今回のマイティのバウのように、2幕物のお芝居ではなくて、1幕芝居+2幕ショーっていうのが可能なのであれば、NW宙だってそうできたらよかったのに、、という、無い物ねだり。