花組公演「ポーの一族」千秋楽おめでとうございます | お蕎麦と昆布のいる暮らし

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昨日日曜日、11時のチケットを握りしめて、阪急電車でGO!

連結上の広告に、7月まかまどの「WEST SIDE STORY」の広告が!

早い。でも貸切公演の争奪戦はもう始まっているからいいのかな。

 

梅芸から「更新するのかしないのかどっちやねんもうええね今年もよろしくねありがとさーん」ってメール来たから、今年こそはいい席をくれると信じていよう。裏切られませんように。

 

終着駅はいいお天気。関西方面も寒波で雪も降ると言っていたけれどとりあえず穏やかで、ちょっと風が冷たいくらいのいい感じのお天気。


 

貸切公演は独特の雰囲気有るから面白い。到着がぎりぎりになったのでちょっとあせりながら場内へ。

 

この出演者のパネルも見納め。どこにもいない唯一無二のすてきな演者たち。

 

今日はこの天井に近い席から。奥まですかーーっと見れて、全体が躍動するのも見れて、よかった。

「ポーの一族」はチケットの神様に恵まれて、初日、中日近い20日、前楽のひとつ前、という素敵な日程で観れました。

初日のあの感動、

中日のあの呼吸感、

楽前の一体感、すばらしい。

 

エドガーの美しさと再現度と感情表現は称える言葉を知りません。

愛しいメリーベルへの想い、いやであっても一緒に居て時を旅する男爵夫妻への愛憎、メリーベルのための生贄として選んだはずのアランへの感情。

メリーベルの思い出を唯一共有できる相手として仲間に迎える切なさ。

3回とも違う!ということは、また別日に観たらちがうエドガーにあえるのか!

 

今回は、ゆきシーラとあきら男爵の愛し合い方とその表現に魅了されてしまい、ゆきちゃんが素晴らしく美しいシーラだったのもあってずっとオペラで追っていました。この席からの距離だとオペラで全身が、そして近かったら2人とも見れるのでがっつり堪能。あきら男爵とだったら地獄の向かいでも天国の隣でも行ける。

 

やっぱりたそは芝居巧者でなくてはならないキーパーソン、天下一品です。奥さんを殺されたと思い詰めていくビル、お金のためにねっちこくいやらしく執拗にアランをおいつめるハロルド、本当に同一人物が演じているのか、言われなければわからない。ビルの気持ちを高ぶらせていく襲撃前の歌なんか、最高。初日にはなかった拍手が、中日にはあるようになり、楽前はとても大きなものでした。

 

この席だから見える舞台のざわめき。

冒頭、バラを1輪もって登場するみりおエドガー、歌い終わって舞台の下手側に回った時に、舞台そでにバラをピッと投げて舞台j後方へ。そして手を広げるポーズで中央から登場。あのバラ、ほしい。きっといいかおり。

高い位置からそして橋のほうだから盆の上のセットのすきまから見える後姿。かなり早いタイミングからスタンバイして微動だにしない。盆がゆるゆると回るとそれは制服姿のホテルマンだったり、かわいいメイドたち。盆が正面を向いたら移動してはけていく。モブシーンにもならないまだ駆け出しの下級生たち。頑張って早く盆の中央でライトをあびるようになってね。

 

たのしかった。

東京に行ったらもっと煮詰まって進化していいものになっていくんだろうなあ。。

 

抽選会は見事に外れました。

 

帰りの阪急電車では、次回月組公演のポスターがにこやかに迎えてくれました。

去年の2月公演は宙組の「王妃の館」で小説原作のスーツものでした。2年連続とはいえ、赤が広がらないならそれに越したことはありません。

「王妃の館」は出だしがスロースタートでしたが口コミでひろがり、立ち見がでる良作品になりました。あの幸せなお芝居は今思い返しても心が温かくなります。

月組さんのこちらの公演もそうなりますように。

(一回貸切に行く予定です)