布団に入れてくれ、とやってきて、
肩口からもぐりこんで、わきの下に入り、
冷たい足をこちらのわき腹に当てて、
にこにこしていた。
そのうちに温まると、さっさと出て行って、
ぽっかりあいた布団の隙間に冷たい空気が
はいって、真夜中に目が覚めたことが何度もある。
もういなくなったので、わきは布団にぴったりと
つけて眠れると思っていたら、何を考えたのか
明け方に必ず、ちびすけが「いれて」と
ふとんの肩口からもぐりこんでくるようになった。
たいてい4時ころ。冷たい空気をたっぷり含んだまま
わきの下へ滑り込んでくる。
これじゃあ、猫だよ。あうう。へっくしゅん。
