かねや
初めての出雲蕎麦です。日本三大蕎麦の一つに数えられる蕎麦だけに、以前から楽しみにしていました。
朝早くから出雲大社を参拝し、昼食には少し早いと思いつつも、はやる気持ちを抑えられず、「かねや」に向かいました。出雲大社の駐車場から徒歩10分かかるかどうかの距離。入店は午前10時半ごろだったでしょうか。
日曜日という事もあってか、この時間ですでに7割程度の客入り。BGMが無い上に、歓談をしている客もいなかった為、店内は何やら異様な静けさ。
ネットで事前調査をしていたので、注文する物は入店前から決まっていました。「釜上(かまあげ)そば」と「三色割子」を注文。どちらも出雲蕎麦の特徴ある二品です。
店内を見回すと、壁には有名人のサイン色紙がたくさん飾られています。出雲大社近くの出雲蕎麦の店ですから、有名人の来店が多いのは当然でしょう。大滝秀治、北大路欣也、渡辺徹、黒柳徹子、室井滋、仲代達矢などなど・・・。蕎麦の提供までにしばらく時間があったので、暇つぶしにちょうど良いですね。
そして蕎麦が運ばれてきました。
「三色割子」には、卵・とろろ・刻み葱・海苔・紅葉おろしなどが乗っていて、それぞれに蕎麦つゆをかけていただきます。蕎麦つゆは返しが弱め、つまり薄味なんですが、蕎麦に回しかけるという性質上、このくらいで丁度良いのでしょう。一通り食べてみて、とろろや紅葉おろしにこれといった感動はありませんが、卵はちょっと新鮮に感じました。薬味として、うずらの卵を出す蕎麦屋がありますが(これはダメな蕎麦屋の典型だと思いますが)、卵と蕎麦の相性はやはり良いんだ、という事を再認識しました。
「釜上そば」とは、茹で上がった蕎麦を、茹で湯(蕎麦湯)と共に器に盛りつけたもの。そばつゆも入っているので、出汁の色は掛け蕎麦風ではあるのですが、やはり粘度(とろみ)が違います。割子蕎麦も同時に頼んでいれば、割子用の蕎麦つゆをさらに回しかけて、出汁の旨味を調整する事もできます。
割子と釜上、どちらもそれなりに美味しくいただいたのですが、あえて言うならば、蕎麦の切り幅の乱れが気になるところ。ここまで太さに違いがあると、口の中で茹でムラがはっきり感じられます。噛んで味わう、食感重視で食べさせるタイプの蕎麦だけに、その食感にムラがあるのでは・・・。

