ここ一年 ずっと湊かなえの小説にどっぷりつかってしまい

ちょっとここらで 違うもの読んでみたいなと

映画化された「52ヘルツのクジラたち」を 原作で読んでみたいと思い

あっという間に読んでしまった。

 

映画はそのうちテレビであるだろうからと 観ていない。

 

原作の登場人物と映画のキャストは わたしのイメージでは

かなりギャップがあるけれど 

主人公の貴瑚は 杉咲花が演じている。

本を読みながら 自分でイメージしたそれぞれの登場人物と

映画のキャストのイメージとの相違があるのは 仕方のないこと。

杉咲花ではなくて 他に誰だったらいいか?と考えてみても

女優の中で思いつく人は これといって出てこなかったし。

 

「52ヘルツのクジラたち」の原作者は 町田そのこさんで

福岡県出身ということもあり 何となく親近感を感じた。

娘と似たような年頃の作家さんだ。

この本は 2021年の本屋大賞受賞作なのだけれど

最近 この賞の物を読んでも イマイチピンと来なかったり

どこがいいんだろう?と思うものもあったりだったけれど

この本は 何だか知らないけれど 読んだ後に もう一度読み返してみたいと

思ったのだった。

映画でも小説でも 最初はストーリーに導かれていて 見逃しているものが

多いもので 好きな映画とかが何回でも観て楽しめるように

小説も 時間はかかるけれど 読み直すことって たまにはある。

直ぐにではないけれど・・・

エネルギーもいるし・・・

 

52ヘルツのクジラの存在 知っていたようで 詳しく知らなかった。

他のクジラと鳴き声の周波数が違うために 他のクジラとの交流もできず

たった一頭だけで 孤独に海の中で およそ100年は生きるものらしい。

発見されて その鳴き声とやらを調査したりもされていて

多分 このクジラは奇形かなんかで そのような周波数の鳴き声になったようだ。

実在しているこのクジラには 他のクジラの声は聞こえないのだろうか?

自分の声が届かずとも・・・

 

クジラとは言え やはり寂しいだろうな~

 

同じ哺乳類 知能も結構高い生き物

太古の昔 クジラは元々は陸に住んでいたと言う。

それが5000万年前頃に 南太平洋の海に戻っていったらしい。

海にいて 陸に上がってくる進化と反対の進化をしていったのは

何故なんだろう?

犬ほどの大きさだったものが 海でのあんなに大きな姿に進化したのも

不思議だな~!

 

「52ヘルツのクジラたち」を読んで クジラのことまで愛おしくなりました♪