我が母校の文化祭は 何故だか 二年に一度しかなく
二回できる学年と 一回しかできない学年とが 生じるのだった。
わたしは 二年生の時に 一回だけ経験した組。
一年の時は 男女クラスだったけれど
二年では女子クラス。
50人近い人数なので みんなと仲良くするのは
中々 難しいことだったけれど
わたしは どのグループにも 所属?していなくて
フリーだったので お気楽に 自由に 誰とでも
気ままに話したりしていた。
文化祭の催しは 各クラスで決めた。
わたしのクラスでは 劇をすることになった。
「ひょっこり ひょうたん島」という テレビでやっていた
人形劇のアレンジで 得意な子が脚本を書いたのだ。
それぞれ 役割を決めて 練習をし 衣装を作り
そういうことを 通して 一致団結?(青春だよね)
わたしは その中で スチュワーデスの役をした。
今は スチュワーデスなんて 言わないか。
物語の 途中で 進行役みたいな感じだったかな?
元々 制服が紺のスーツだったので それに スカーフを首に巻いて
帽子かなんか 被ったかな?
( 劇は 中々 笑えて 好評だったよ )
その文化祭に 中学の同級生の他校の男子が来ていて
久しぶりに 会って話をしたら どういうわけか
デートをすることになった。
中学の頃から ちょっと 女の子との噂が多かった人で
慣れたもんだった。
その彼と 後日 また例の お決まりデートコース
大濠公園に行って ボートに乗ったっけ。
これ 男子と二人っきりのデートとしては
初デートだったんだ。
この文化祭では
同時進行で これまた 同じく
中学の同級生の 別の男子からも誘われてね
また 後日 会う約束をしたんだけれど
当日 こっちは 彼が もう一人の同級生も連れてきたから
三人だったけれど 初めて 「純喫茶○○」とやらに
行ったっけ。
喫茶店に 高校生が入るなんて そのころは
あんまり ないことだった。
今みたいに ファーストフードも ファミレスもなかったしね。
そもそも 「純喫茶」て何?だよね~。
(酒を出さないお店てことらしいけど)
そのころは 彼氏がいる子の方が 少数派で
友だちに 「デートをした」というと 大騒ぎになるほど
純情だったんだよね。
好きでも なんでもなかったけれど
デートとやらをしてみるために デートをしたって感じかな?
そういうことで
文化祭の思い出と言えば
この 二つのデート??が くっついてくるわけ・・・。