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グライダーを見たままキープは間違い。

キープ時に頭上のグライダーを見るのは、「バランスをとるため」ではありません。
グライダーがきちんと広がっているかを確認するためです。

初心者は上を向いたままキープを続けようとする人が多いですが、間違いです。
上を向いた状態では、バランスをとることは難しいからです。

試しに、いま真上を見てみてください。
どこが真上か基準がないので、自分が真上だと思っていても、ちょっとズレた角度を見ていることがほとんどです。
動きながらだったら、なおさら。
グライダーを視界に入れようと必死になり、海老反りしてしまう人もいます。

人間は周りの景色を基準に水平方向を認識し、平衡感覚を補正しています。
ですので、バランスをとるときは遠くを見るようにしましょう。

目線を上げずライズアップ、グライダーが頭上に来たのを感じたら、ブレークを引き、目線を上げ、グライダーの広がりを確認。
広がっていることの確認は1秒程度で十分です。
広がりを確認できたら、目線を進行方向に戻してキープします。

余談ですが、頭上をずーっとみてキープしている方は、口が開いていることが多いです。ちょっとカッコ悪いですね。
いいキープができると、余裕のあるテイクオフになります。スロープで飛ばずに、なるべく長くキープし続ける練習をするといいですよ。