投稿写真

グラハンの失敗談 その1

20代前半、グラハンがしたくて近所の河川敷によく行っていました。

マイククングという方がクルマや大きな流木?をグラハンで登っていく動画を良く見ていました。

やってみたい
でもそれをやるには5~6m/sの風が吹き続けてくれなければなりません。

確かあれは台風が沖縄に上陸した日、そのチャンスはやってきました。

風が強い、そしてどんより曇っているから上昇気流が出ないだろう

さて、何に登ってやろうか?

目に付いたのは野球場のバックネット

金網に足を掛けやすいし、掴むこともできる


グラハンで登るためにはコツがあります。
グライダーを風下側に少し倒し、カラダが金網に押し付けられるようにするのです。

真上まで上げてしまうと、飛ぼうとしてしまい足が浮いてしまいます。

僕はグラハンでバックネットに近づいて行きます。

そしてバックネットにブレークラインやDラインを押し付け、向こう側にキャノピーが行くようにコントロール

グラハンクライム開始

そしてすぐにトラブル発生

バックネット上部の金網にラインが挟まってしまったのです

登ったのはたったの1m

バックネットの上には強風でバサバサ暴れる黄色いグライダー

下にはバランスを崩して斜めにぶら下がり、金網に掴まりながらハーネスを外そうともがく僕

まるで蜘蛛の巣に引っかかった蝶々のようです

近くの土手を散歩していた方は不思議な光景だったでしょう

それでもグラハンしたい僕は、金網によじ登りグライダーを回収し、登れそうなものをまた探しました。

つづく