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グラウンドハンドリング

略してグラハン
パラグライダーのトレーニング方法
空を飛ばずに、地面(グラウンド)に足をつけたまま翼をコントロール(ハンドリング)する練習。

3~5m/sの風なら、数分間上げ続けるコトができます。海風のように安定した風なら数十分間続けることも。


上手になりたかったら、グラハンを沢山しなさい。

インストラクターだけでなく、世界的なトレーナーや選手もそう言います。


なぜグラハンをすると飛ぶのが上手になるのか?

パラグライダーで上手に飛ぶためには、飛んでいる間も常に翼をコントロールしなくてはなりません。

揺れが小さくなるように、潰さないように、潰れた場合は素早くリカバリー出来るように。

翼の動きに対して、適切な量のブレーク操作をしなければなりません。


適切な量ってどれくらい??

それを覚えるられるのがグラハンです。

グラハンで頭上にキープし続けられる人は、適切な量が分かっている人です。

揺れがおさまらない人は、ブレークを引き過ぎてオーバーコントロールになっています。

傾きをなかなか直せない人は、ブレークの引きが足りない事が原因の一つです。


近年のパラグライダーは非常に性能が良く、雑な操作でもそこそこ飛べてしまいます。

それゆえに適切な量のブレーク操作ができていなくても気づきにくいのです。

初級機に乗り続けるならそれでもいいでしょう。でも中級機・上級機に乗るようになると、ブレーク操作の甘さの差がはっきりとフライトの内容に出てきます。


という訳で、

グラハンを沢山して、適切なブレーク操作をカラダに覚え込ませることが、上手に飛ぶためにとっても大切

なのです

もちろんテイクオフの技術も向上しますし、ある程度できるようになるとグラハン自体がとても楽しいコトにも気付くと思います。

ぜひ皆さんも沢山グラハンをしてくださいね!


しかし!飛ぶよりは安全とはいえ、グラハンにも注意が必要です。

次回はグラハンに潜む危険についてお話しします。