看護師だからいい仕事だ??ふざけんな
たまに「社会人から看護師になりたいんです」とか「風俗からあがったら看護師になりたいな~」というようなメッセージを頂くのですが泡姫から看護師になって毎日ビシバシやられている私から言わせれば「甘ったるい考えで看護師になろうとしてもどこかで挫折する」「看護学校に行くために勉強してます」 気持ちはわかるけど、一回学校に行って受験してみたら?と思います。私は大学に入るために勉強したのは英語だけ、あとはぶっつけ本番や~~と思っていました。勉強は看護学校に入ってからのほうがキツイし、覚えることもいっぱい。実習に行けるようになるまでに学校の実習室での練習がイヤというほどあります。一年生の5月は毎日7時に下校していました思い出すだけで涙が出ます。ベッドメイキング、洗髪、清拭、血圧測定、聴診などの練習、そして試験、いじわるな先生がなかなか合格にしてくれないこともしばしば・・・。実習は現地に行って毎日の計画を実習担当者に聞いてもらいます。でもその計画もOKが出なければ患者さんのところへ行くことができません。OKが出るまでやり直しさせられている子もいました。実習が終わるころには今日の学びを担当者さんに伝えて学校へ帰って実習レポートを書きます。これも個人情報なので家に持って帰ることができないため、学校で完成させて提出して帰らなければなりません。毎日9時近くまで残っている子もいましたよ。「そんなに書くこと何があるんだろう」と不思議に思ってたけど・・・。それでもだいたいは7時前には帰れないです。そして実習も点数で評価されるのですが、どれだけ頑張ってもこれも実習担当者と担当教諭によって点数を低くつけられることがあります。私は一年生の時の実習で欠点スレスレの点数をつけられて(今までの人生でそんな悪い点数を取ったことがなかったので)旦那さんの前で大泣きしました。まだまだ看護師としてひよっこの私ですが、色んな世界を見てきた私から見ると、「看護師の世界は理不尽なことでできている」と思います。だから根性があって、柔軟な考えができる、プライドがある程度捨てられる人でないと続かないのではないかと思います。私は無駄なプライドは一年生の4月の時点で捨てました。それでないとやっていけないと思ったから。看護学校時代だけじゃなくて、看護師になっても上の看護師から理不尽なことを言われ続けます。一番覚えているのはサーフロー(点滴の針)の試験の時(現場に出ても患者さんにやってもいいかどうか試験があります)、私は私なりに練習をしてその試験に臨み、一発で合格をもらいました。それなのに「合格したからいいって言うわけじゃないで。同期の子たちは練習してやっと合格したのに、適当にやって一発合格するとかむかつく」と言われました。私は「はい、すみません。ありがとうございました」と言いました。腹が立ったし、「あんたが見てないところで何度も練習した」って言いたかったけど、それを言うよりももっと技術を磨いて先輩に何も言わせないようにしようと心に誓って現在点滴は絶対に失敗しない!というぐらいの自信を持てるようになりました。社会人経験があって、見た目も生意気そうな感じなのでいじめの対象になるには十分な要素を持っているんだと思います。だけど、それでも食いついていこう、それを力に変えていこうと思う強さと負けず嫌いがあるから私は続けてられるのでしょうね。あとは同期と辛さを分かち合えるのが大事です。どうしてこんなことを書いたのかというと無駄な努力はしてほしくないからこれを読んでも本当に看護師になろうという気持ちがあるのか、看護師は綺麗な仕事じゃないから余計にです。