Shiiの『育児イロイロ☆ナナイロブログ』 -17ページ目
3月12日(土)

結局、ほとんど眠れず朝を迎えた。


明るいことに、恐怖心が和らぐ。



朝刊が配られる。


被害の写真に絶句し、また小さく震え、恐怖心がよみがえる。


これは、日本なのか。。。

まだ、受け止められずにいた。



7:00


配給が配られる。

炊き込みご飯だった。

有り難いし。。。おいしい。


相変わらず、
娘にはお湯で柔らかくするも、ほとんど食べず。

少しの赤ちゃんビスケットと、ミルクか母乳。


一日三回食になったのに、まともなご飯が食べれていない。


栄養価の高いミルクが救い。



ご飯の後、旦那がひと駅分の距離を歩いて、マンションに車を取りに行くという。

スーツのままだし、着替えも兼ねて。


そして、ガソリンを確保しに回ってくると。


地震以来、初めて娘としばらく二人。


避難所には、たくさんの人が居たけど、離れるのは不安だった。


私「早く帰ってきてね」


旦那を見送り、娘と少し休む。


隣のスペースには、若い二家族の子供達はにぎやかだった。


余計、寂しくなる。


お隣も、一度様子を見に家に戻るようだ。


続々、一時帰宅する。


娘と明るいうちに、ようやく少し眠った。



お昼前に、旦那が戻る。

旦那「ガソリンやばいわ。スタンドやってない。」

停電のため、どこも給油出来なかった。


旦那は地震以来、初めて家を見たが会社に比べて、被害が軽いので安心したようだった。



午後から、3人で一時帰宅することにした。


12:00


お昼の配給。

わかめご飯だった。

あまり箸がすすまなかったが、母乳のために食べる。


昼食後、
スペースに荷物は残し、車でマンションに向かった。


光が差し込んだマンションで、改めて被害を確認。


キッチンのラックと冷蔵庫が、倒れること無く、
ずいぶん前進していた。


あとは、そのラックの物が散らかった程度。


寝室は、壁掛け時計が布団に落ちて、割れることがなかった。


二階だから揺れが少なかったのか、マンションの耐久性が良かったのか。


テーブルには、おでんやお茶の容器がそのままだった。


洗い物ぐらいしてこうかな。


流しに運び、水道のノズルを上げる。



水が出ない。



私「パパ!水出ない!」

旦那「マジ!?」



避難所が出ていたから、停電だけだと思っていた。


ガチャン。。。


私「ガスもつかない!」



ライフラインが全て不能。



マジか。



片付けたら、すぐ生活に戻れそうなのに。


戻る家はあれど、まだ避難所生活は続行決定。
うとうとしては、目が覚めて、

娘の寝顔を見つめたり、
布団を直したりするのを繰り返し、

外が白々と明けてきた。


5時半か。


弟にメールする。


私『そろそろ行くの?』

弟『うん。もう少ししたら出る。』


6時前、弟は名取に向かった。



弟は私の一つ下で28。

同い年の彼女とは、もうすぐ10年の付き合いになる。


地震の直後、

名取市の映像を見て、

弟は、どれほど彼女を心配しただろう。


なのに、私が地震にうろたえてるばっかりに、


旦那と合流するまで、一緒にいてくれた。


優しいやつ。


見た目、イカツイけど。



すぐにでも、彼女のとこに走りたかったろうに。



旦那と合流する前の車内で、名取市の地震と津波の被害を見て


弟「☆☆くん(私の旦那)と合流したら、名取行ってこようかな。」


私「危ないよ!わざわざ危険なとこに向かうなんて!」


思わず言ってしまったが、今まで冷静だった弟が、声を荒げた。



弟「そこに、□□(彼女)がいんだよ!」





せめて、明るくなってから行ってとしか言えなかった。
余震でも娘は起きず、旦那はまたうとうと。


外の弟は寒いだろう。


様子を見に行こう。


廊下に出ると、廊下にまで避難している人が。

続々避難してきた人は、廊下にしかスペースが無いらしい。

相当、寒いだろうに。


まぁ、外よりはマシか。。。



車の窓は、凍りついて白く曇っていた。

コンコン。

弟は、渡した膝掛け一枚に車の座布団を膝や体に乗せていた。


弟「寝てた。すげー寒いけど。」


車内は、外気より風がないだけでかなりの冷え込み。


私「毛布貰ってくるわ」


施設の受付に、

私「弟が車中泊なんですが、毛布を一枚頂けませんか?」


施設担当者「あぁ…毛布もう無いのよ。。。もう、これぐらいしか」


と、忘れ物として管理されていた、小さな薄いタオルケットを二枚貸してくれた。


私「ありがとうございます」


全然、まだ寒いよなぁ。



部屋に戻り、二つ折りに敷いていた毛布を一枚に敷き直し、もう一枚を弟に持っていった。


弟「全然あったけー」


と、再び車中泊に挑んでいった。




そして、この日、


旦那の名取実家、義父妹も車中泊をしていた。


義弟は飲食店で働いており、炊き出しを出すために帰れないそうだ。


夕方には、義妹は名取の避難所に居たが、


義父と帰宅し、一度自宅を確認して


片付けないと生活は出来ないが、大きな被害は無かったようだ。


しかし、義父が家を離れたくないようで、二人で家の前で車中泊となったらしい。




弟の車を後にしようとした頃、避難所内の旦那からメール。


4:22

『ギャン泣きだ』



足早に、避難所に戻る。


娘は旦那に抱かれながら、激しく泣いていた。



娘を受け取り、

授乳しながら抱いていると、ようやく落ち着いたのか眠った。



毛布一枚より狭いスペースに、


旦那、娘、私の川の字。

娘には十分なスペースを確保し、

旦那と私は、横向きにしかなれない。


そして、3人で一枚の毛布を横長に掛けて寝る。


娘には、膝掛けも一枚。


毛布一枚になった敷物は
、腰が痛い。


洋服にコートも来たまま眠る。


それでも、夜は冷え込む。


車中泊は、もっともっと寒いんだ。