Shiiの『育児イロイロ☆ナナイロブログ』 -15ページ目
朝の配給。

この日の配給は、

ちょっと、落ちていた私達のテンションを上げた。



小さめだが、ウインナー1本が乗ったファミマの焼きそばと


バナナが半分。


旦那、私「すごいな。」


娘もバナナを食べた。


早々に食べ終わり、

今日は、旦那が会社に行く。


その前に一時帰宅し、


着替えとライフラインの確認。


マンションに向かおうと避難所を出ると、


いつも外でも配給を配っているが、

会社に行く旦那のお昼と、娘のお粥のために

ウインナー1本乗ったわかめご飯を2パックもらう。



マンションに着いて、

電気と水はまだだった。


しかし、

業者が言っていたように、ガスが復活。



水が出ないので、シャワーやお風呂は入れない。



そこで救われたのが、ウォーターサーバーの水。



大きな鍋に、サーバーの水を入れる。


電気が入れば、常に冷たい水も熱いお湯も出るのだが、


常温の水。


しかし、貴重な水。



沸いたお湯を洗面器にいれ、サーバーの水を追加して冷ます。



適温にタオルを入れ、体を拭くのだ。



まずは、娘。


嫌がられるが、震災から3日目でようやく少し綺麗にしてあげられた。


早く、お湯に浸けてあげたい。



次に、旦那。


まずは、顔と体を拭く。


次に、少量のシャンプーで頭を洗い、洗面器2杯分で流した。


旦那「あぁー気持ち良い!」



また、お湯を沸かし

私も同様に拭いて洗った。


頭が洗えるだけでも、スッキリした。



お風呂って、有り難い。




実は、

プチ潔癖性の私は、


自宅では、

家に帰ったら、即部屋着に着替える。

お風呂に入らなければ、布団には入ってはいけないし、

布団に入るときには、寝る用の服にまた着替える。



そんな私が、

お風呂に数日入れず、

外出着のまま寝る。



今回で、相当鍛えられた気がする。


ただ、毎日着替えは出来るから良かった。




それから、


避難所でもらって来た、わかめご飯の一つを

サーバーの水を足して、お粥に煮込んだ。


娘にようやく、柔らかいご飯をあげれる。


娘に薄く味付けすると、パクパクたくさん食べてくれた。


お粥を小分けの容器2つに積めて持ち、マンションを出た。




避難所に着いてすぐ、

早く帰ってね、と旦那を送り出した。







3月13日(日)

この日は、娘が夜中に起きそうになっては

添い乳でまた寝かし付けて、二回程起きただけで、

朝の5時頃まで

切れ切れだが、眠れた。




地震から3日目。


今日は、どうなるんだろう。


明日は、



分からない。




とにかく、今日を生きる。



朝刊が配られる。


数が少なく、奥の人に回してたら

自分達の分が無くなった。


辺りを見渡していると、

新聞を広げたまま、

目にタオルを当てて、

涙するお婆ちゃん。



しばらく待って、

近くの読み終わった人に、旦那が新聞を借りた。



旦那実家のある、名取市の写真に食い入る。


名取市閖上(ゆりあげ)は、壊滅的。

実家があと数㎞、海に近かったら。



しばらく読んで、

言葉少なく、旦那から新聞を渡される。



被害の写真が多い中、



一つの小さな記事に、


目が止まった。



『動かぬ我が子を抱いて』


だいたいの内容は、

記事投稿の男性が、被災の中を車で走っていると、車を止める一人の男性に出くわす。

男性は「近くの避難所に医者がいるから、連れてって欲しい」と言う。

男性は、毛布にくるんだ泥だらけの男の子を抱き抱えていた。自分の息子だと言う。

後部座席に乗った男性に、男の子の容態を訪ねると、首を振るだけだった。

男性は、男の子の顔の泥を拭ったり、「寒いのか?」と毛布を掛け直し、しきりに気に掛けていた。

避難所に付き、医者は男の子の瞳孔や脈など確認し、

静かに首を振った。

男性は声にならずに、その場に泣き崩れた。

近くにいた人が、男の子の顔の泥を拭っていた。






涙が溢れた。



同じ子供を持つ親として、

胸が、握り潰されるような想いだった。



旦那が手渡してくれた、ティッシュで

止まらない涙を抑える。




ようやく、一呼吸して、


元気にハイハイする娘を抱き上げ、



強く抱き締めた。




また、涙が止まらなかった。
娘は日頃から便秘がち。


小児科にも何度か行っている。

野菜を多くあげても、

水分を多くあげても、

マッサージしても、

処方されてる下剤を投与しても、

3日と出ないのは普通。



綿棒浣腸も、あまり良くないと言われた。


寝たせてると、おしり切れちゃったりするし。


最終手段が、処方されてる座薬。



ギャン泣きなので、暖かくして3人で車へ。



つかまり立ちで、

マッサージしてると、自力でしてくれる事も多いが、

今日は厳しいようだ。


お腹が痛そうに、仰け反って泣きまくる。

見ていられない。


十分な量と月年齢に合った食事が取れず、

いつもより痛そうに泣く。


つかまり立ちから抱き上げ、こちらも涙が出る。


ごめんね。ごめんね。。。


私「座薬、持ってこなかった。」


旦那「取りに行こうか、かわいそうだ。」


座薬は、出てくれる確実性が高いが、こちらも必ず痛くて泣く。


マンションに戻る。


真っ暗の中、旦那が冷蔵庫から座薬を取ってきた。



避難所の駐車場に戻り、娘を寝かせ座薬投与。


15~30分で溶け、滑りを良くして促してくれる。


また泣かずに、ご機嫌になった。



15分経った頃、


娘は痛がって泣くでもなく、苦しそうではあるが力み出した。


ヴーーーン!

ヴーーーン!


お腹に力が入る。



私「頑張れ!うーーーん!」



つかまり立ちさせ、

お腹をマッサージしながら、

私まで力が入る。




しばらくして、

プ~ンと臭ってきた。



オムツを確認。


小さい声で、

私[パパ、出てる出てる!]


旦那も、安堵の表情。



オムツが、みるみる膨らんだ。



力むのを止めた頃には、オムツがずっしりしていた。



私「よーし!頑張ったね!おしり拭き拭きしよ!」




娘を寝かせ、

オムツを開けると、たっぷりのウ新月チ。


狭い車内に、広がる臭い。


旦那、私「臭い臭い臭い(笑)」


と笑っておしりを拭いて、
オムツを替えながら、




久々に笑ってるなー。




地震以来、

私達に、癒しも笑顔もくれるのは、


やっぱり、娘だった。



ありがとう。




私「よしよし!頑張ったね!」


って、いっぱい抱き締めた。


娘も、ご機嫌。


便秘解消に、

安堵と晴れやかな気持ちで、

避難所に戻る。


トイレにウ新月チを流し、

オムツをトイレに設置された、使用済オムツ袋に。



陣地に戻る。



22時を回っていた。



たくさん泣いて、

たくさん頑張った娘は、


授乳したら、まもなく眠った。



私達も、今日は何だか疲れた。



横になったら、いつの間にか眠っていた。