ジョホールバルの歓喜Ⅱ | PFPへの旅

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フランスWCアジア最終予選。第三代表決定戦に辛うじて進出した日本はアジア最強のイランと対戦することとなった。相変わらずマークがずれる弱点は修正されていないが、時差や気候、そして何よりもスタジアムを埋め尽くしホームと化したサポーターの存在は日本に大きい。

さすがに一発勝負だけあって試合序盤から激しい乱打戦の様相だ。これが何戦かあったりH&A方式なら多少慎重にもなろうが、1点差でも10点差でも勝敗だけの価値なら当然こうなる。

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前半30分に中田のパスから炎の男ゴンが先制!キーパーが深読みしたところ、中山は素直に蹴っただけだ。中山の下手さというか真っ直ぐな性格が生きた素晴らしいゴールだ!
ところが後半、マークがずれたところをアジジとダエイの2トップに立て続けに得点され逆転される。このままではやばい・・・。
全体的には日本はカズ以外はコンディションは良さそうで、特にヒデはキレている。対するイランは後半に入り運動量が落ちている。手を打てば何とかなりそうだ。
そこで岡田はカズゴンの2トップを城ロペスに替えるという思い切った行動に出る。サッカーでは戦術的な交替と本人のパフォーマンスが落ちた場合の交替に分かれるが、攻撃面ではチャンスに近い場面を演出していたし、この策が有効と判断したのだろう。

この交替によって最高のパフォーマンスを見せたのがヒデだ。この若き司令塔は強烈なパスを前線に供給し、完全に試合を支配する。徐々に時間が過ぎ焦りが増す中、ヒデが鋭いパスをプラスに蹴ると城が頭で方向を変え遂に追いつく!難しい球だった。本当に難しい球だった。城の生涯最高のゴールだろう。同点のままタイムアップ。試合はゴールデンゴール方式の延長戦に突入。

延長戦。疲れの色が濃いイランは守備を固めながらも鋭いカウンターを繰り出す。日本はヒデを起点に延長から出てきた岡野が再三突破をし、イランゴールに迫る。しかし岡野が肝心なところで決めきれない。業を煮やしたヒデは自らドリブル突破を図り、シュート。キーパーが弾いたところを岡野が何故かスライディングでゴール!!笑いと感動が渦巻く歴史的ゴールだ!!こうして日本は念願のWC出場となった。めでたしめでたし・・・。

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ちょっと待て!!果たして本当に自力でWC出場を決めたのか?

今大会よりWC出場枠は32に増加した(前回までは24)。アジアはもともと2枠だったが、この増加措置によって3.5枠となった。0.5というのはオセアニア地区1位と対戦して勝てば進出という意味だ。
前回のアメリカ大会のアジア最終予選の結果は1位サウジ、2位韓国、3位日本だ。で、今回のフランス大会は1位がサウジ・韓国、3位日本だ。つまり、前回大会から全く進歩や力関係に変化は無く、ただ出場枠が増えたから日本は出場出来たのだ・・・。しかもたいして良いサッカーをしていない韓国相手に完敗した経緯を考えればドーハの頃より後退したといっていいはずだ。選手層は確かに厚くなり、ヒデを筆頭に若手の躍進も目覚ましい。しかし何故後退したのかは、前号のブログにも書いたが、やはり指導者に加え腐った協会体質が原因なのだ。
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う~ん。この話、どっかで聞いたな?そう、ボクシング界だ。

サッカー界はファンの圧力が相当強まったので徐々に改善されていったと思う。しかしボクシング界は未だに閉鎖的なままだ。やはりスターを誕生させ、ファンの世論を喚起させるしかないだろう。

最近の合言葉になっているが「頼むぜ、西岡!」

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