内藤大助とその時代 | PFPへの旅

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内藤大助が引退した。と言ってもライセンスは失効しており、とっくに終わった選手だ。
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戦績は36勝3敗23KO。フライにしてはKO率が高く、負けたのもポンサクレックと亀1で、最短KOのやった方とやられた方の記録も持ち早くにスターになっても良さそうだが、実際は亀2に勝ちスターダムにのし上がった男だ。

確か20歳を超えてからのボクシングキャリアのスタートで、そんな中ここまで強かったのだから相当才能があったのだろう。
スタイルは俺の表現ではタコだ。構えが無く、身体をグニャグニャ振り、あらゆる角度からパンチが出て来る捉えどころのないボクサーだ。よけて当てれば良いという、ある意味ボクシングの基本を20歳を超えて始めたが故に無茶苦茶なスタイルで実践してしまった稀有な存在と言っていい。

いじめられっ子だった過去や家族を都度引き合いに出すところなんかは、俺は好きではない。また冴えない話口調や面構えも好きではない。
ところが時代が内藤に味方した。そう亀田家だ。当時(今も?)日本中から猛烈なバッシングを受けていた亀田家を倒す男として正義のヒーローに祭り上げられたのだ。内藤は期待に応え圧勝する。その後はTVに引っ張りだこだ。
チャンピオンになってからは苦戦続きで最後は亀1から返り討ちを喰らい終わってしまった。情けない…。ボクサーとしての評価はチャンピオンまでがピークでその後は落ちていったというのが正直なものだろう。
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内藤ほど、時代に恵まれたボクサーは皆無だ。近い存在に薬師寺保栄がいるが、薬師寺保栄は人物的にもボクサーとしてのキャラが立っていたし、内藤と比較しては薬師寺に失礼だろう。恐らく内藤はボクサーとしてのファイトマネーより、その後のTV出演やCMの方が稼いだはずだ。情けない…。だからライセンスが失効してもボクサーとして再起しなくても楽勝だったのだ。

引退したボクサー…。今露出が高いのは具志堅やガッツや内藤だ。残念ながらこれで少年達が夢を持てるわけがない。ボクサーは強い男の象徴であり、少年達の憧れのはずだ。

残念ながら内藤は堕落の象徴だ。将来的にはTV出演も無くなり、厳しい未来が待っているのだろう。
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