以前、将棋界を少し紹介した。その将棋界でPFPを挙げるとすればやはり羽生善治だろう。史上初の全タイトル七冠を同時に制覇し、まさにこの20年近く将棋界の頂点に君臨する男だ。まさにアリとタイソンを足したような存在だ。
以前、この羽生の脳波を測定したことがある。ご存知のように人間には右脳と左脳があり、左脳は言語や計算や記憶などを司る脳、右脳は創造力や芸術性などを司る脳だ。
通常将棋は全て目に見えるゲームなので当然左脳が働き、また左脳が発達している人間が強い。ところが、羽生は考えている最中は右脳が著しく活動するというのだ。
俺の乏しい想像力では考えも出来ないが、恐らく羽生は将棋盤を絵や色で捉え理屈でなく本能で指しているのだと思う。
実はボクシングでも同じ現象が起きていると思われる。試合中のボクサーの脳波を測る事などできはしないが、極限の状況では理屈で考えるのではなく本能で戦っていると言っていい。
具志堅用高。長く日本ボクシングのPFPに君臨する男だ。この男はどう見ても世間巷間の見立てでは言っては悪いがバカだ。世間巷間の見立てとは左脳の発達を指すのだが、ことボクシングでは無類かつ完璧な動きだ。これは右脳がとても発達していて、まさに本能の成せる技だろう。
パッキャオは攻撃している時に右脳が究極に活動するはずだ。当て勘の良さなどはここに起因する。この当て勘の良さなどは考えた練習で身に付くはずがない。
山下清や岡本太郎など右脳が極端に発達した芸術家は多い。ところが、左脳は反動で未発達なため、どうしても世間からは変人奇人やバカと思われがちだ。
脳については今更どうにか出来る訳ではないが、大雑把に言うと、左脳が発達したボクサーは努力型、右脳が発達したボクサーは天才型といえる。
日本はその国民性から努力家で素直な人間が好まれる。ジムの練習生にしてもそうだろう。ところが、本物の天才は言うことも理解せず、無茶な奴の中に潜んでいる。努力に勝る天才なし、と言う言葉は残念ながら嘘だし、凡人を励ます言葉と思う。天才が同じように努力したら勝てはしないのだから。
どうか、ジムの関係者はそんな奇人変人やバカを振り分けないで大切に育てて欲しい。そんな中から世界に通用する天才が現れると思うのだ。
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