職場の人に勧められた本「スマホ脳」「シャーデンフロイデ」「サイコパス」と、

脳科学系の3冊。面白かったので冷蔵庫に。

 

 まずは「スマホ脳」。要するに、スマホの使用は控えめに・・・。ということ。

 

【要約】

 スマホは便利だが危険な道具でもある。狩猟採集生活に適応してきた人類にとって、

デジタル機器が溢れる現代は全く異質な環境である。

 「何かあるかもしれない」という期待から多方面に注意を向ける能力は、餌が限られ、

捕食者が跋扈する狩猟採集生活では生存上必要な能力である(危険の少ない現代では、

そうした特性は注意欠陥多動として診断される)。だから、注意を向けるという行為が

促されるよう、体が報酬を与えるようになっている。それが快楽物質のドーパミンである。

 ゴシップを好む性質もまた人類には必要であった。集団生活が重要な人類にとって、

集団内の情報、特に好ましくない人物の悪い噂を得ることが集団維持に有用であった。

また、得た情報から敵味方を区別することも生存上有利に働くため、そうする傾向も

有している。

 こうした先天的特質に、スマホは巧みに入り込むように設計されている。音声や画像を

くるくると入れ替えることで注意を引き、フリックを促す。そのたびにドーパミンが分泌され、

さらにその行動を促す。

 その世界に溢れる情報は真偽に無責任なものが多いにも関わらず、他人の情報を求め、敵味方を区別し無用な確執を生む。もしくは、有名人や垢の他人の煌びやかな生活を

覗いては、階級格差を認識することにより無気力になる(これは猿の生態から、セロトニン

分泌との関係が示唆されている)。さらに、直接的なコミュニケーションが減ることで、

共感能力を磨く機会を失い独善的になる。

 スマホには便利で生活を豊かにする側面があることは間違いない。しかし一方、一部の

人々、弱っていたり強い不満を持っていたりする場合は逆効果を生じる可能性があり、

注意が必要である。特に子供にスマホを与えるのは慎重になるべきである。行動を抑制する

自制心は、本能部分を司る脳領域に比べ遅れて成長する。それが未発達であり、

元々ドーパミン分泌が活発な子供にとって、それを餌にするスマホは抗いがたい代物だ。

ipad利用を厳しく制限していたスティーブ・ジョブズ、14歳になるまでスマホを子供に

与えなかったビル・ゲイツなどのIT企業トップは示唆的である。

 

【考え事】

・全体的に進化論がベースとなっている。が、どーも胡散臭い。「環境に適応した者は

その環境において優れているので生き残れる」というのは非常に分かりやすいし、

シックリくる。が、その時に比較されている「適応できなかった者達」は絶滅している。

ということは、何で生き延びれなかったのか、本当に検証はできない。

なんかこう、言ったもん勝ちというか、何でもこじつけできる。

 独身者が増えている現状は進化論的にどう説明するのか?限られたリソースを

譲ることで、近縁の遺伝子を有する集団内に貢献し、結果的に自分(と近い)の遺伝子を

残している・・・とか?

 

・まぁ、それはそれとして、気付きも多かった。自分の生活を振り返ってみて、

確かに短時間でもスマホをイジってることの多いこと多いこと。特に刺さったのは

「マルチタスクは同時並行でやっているように見えて、素早く注意の対象を切り替えているに過ぎない(一部の例外除く)」という部分。さらに、注意の対象切り替えは、元の対象に戻す時に余計に力を使うという部分。実験では、マルチタスクが得意と思っている人ほど

作業成果が低くなる傾向にあり、集中力の欠如が示唆されている。

 確かに仕事中、色々考えが浮かんで、アレコレ手を付けて全く完成しない時がある。

ノートにやることを書いて、文字通りつぶしながらやることで対処してるけど、これって

ヤバイのでは・・・。とりあえず、音楽聴きながら勉強はやめよう。

 

・スマホが手に届くところにあるだけで集中力が乱れ、睡眠が浅くなるらしい。

ということで、スマホ目覚ましは辞めて、物理時計を購入。我ながら単純。

sいかし、それで何となく寝起きが良くなった気がする。我ながら単純。

 

以上