そうだ、米国で医者やろう~♬ -9ページ目

そうだ、米国で医者やろう~♬

米国ボストンで循環器内科フェローをしています。心臓集中治療の分野と美味しいご飯処を世界に広めるのが目標です。

最近、よく学生さんたちに真剣な眼差しで渡米した理由を聞かれます。


ついつい学生さん達の圧力に押されて、「米国は研究がどうのこうの〜」など、それっぽいことを眉間にシワを寄せて真面目な感じに口走ってしまいますが皆様すみません。


あれ、嘘です。


皆さん、真に受けないでください。臨床渡米してる人たちはある意味医療界のJKローリング的な要素があって、自分のキャリアを物語るスペシャリストです。


就活の際にPersonal Statement(自己紹介文)を書いたり、面接対策をしていると、常に将来と過去を一直線で結んで、説得力のある自分のキャリアを華々しく語ることが求められます。


それが身に染み過ぎて、軽やかに口から出まかせが舞い出るようになってしいました。渡米の副作用です。


具体的にどんな思考プロセスで対応しているかというと、渡米することの利点を頭の中で列挙して、自分がいままで辿ってきた軌跡を振り返ったときに、どの利点が一番話に説得力を付与することができるか、という具合に処理させてます。


なので、渡米した人たちの話を聞いてしまうと、「うぉー、渡米する人はやっぱり初めから意識が違うんだなー!」などという間違った結論に収束することが多々ありますし、それによって「自分はこんな高尚なことは考えつかないし、渡米なんかやっぱり無理だ」と怖気付いてしまう方もいるかもしれません。


非常にもったないと思います。本当のところ、渡米した多くの人の渡米の入口は「渡米てカッコいい!!」くらいのテンションだと思います。


それくらいがちょうどいいと思います。変に考えすぎると渡米の悪い点も色々見えてきたりして渡米する理由がよく分からなかなるかもしれませんし。


自分自身も医学部低学年の頃から臨床渡米に対する強い憧れがあって突き進んできました。それ以上でもそれ以下でもありません。 



ただ、今振り返ると、渡米に憧れた自分のセンスを激しく称賛しています。当時は思いもしなかったような出会いや学びの機会に恵まれてます。渡米して正解だったと確信を持ってます。


将来、どんな出会いや教育・研究の機会があるかは誰にもわかりません。でも、大きな道筋として渡米することは必ずや全体としていい方向に舵を切ることができると思います。


皆さん、ぜひ一緒に米国で働きましょう!







ようやく休暇に突入しました!


フェローシップてのは夏季講習を毎日してる感じです。日々充実した濃厚な時間を過ごしています。充実感はありますが体力は奪われます。


うちのプログラムは一年間に取れる休暇は計三週間。一週間単位で取得しないといけません。


すごく休んでるように響きますが、意外と日本よりも休みは少ないかもしれません。米国は祝日が日本よりも少ないし、日本のような研究日という名の休みがありません。


フェローシップを振り返ると英語が圧倒的に大変でした。すでに内科を三年やっているのに関わらず英語が辛い!?そうなんです!!


内科レジデンシー中は周りに日本人がいたのでカルテの使い方など導入は全て日本語でできました。


一般内科の知識に関してもすでに日本語でほぼほぼ知っていたので、全く新しい事柄を英語で習うことはありませんでした。


患者層としても移民系が多い関係で英語を母語としない患者が多かったため、なんだかんだ誤魔化しながらやることができました。


しかーし、フェローシップは真逆です。


周りに日本人は全くおらず、システムなども全て英語です。


循環器内科の深い知識は真新しいことが多く、全て英語で習わないといけません。


そして、患者層は意識の高い白人が主な客層です。


従って、フェローシップはかなりの英語力が求められます。


内科レジデンシーをやってたからよかったものの、いきなりフェローシップから始める人はなかなかすごいなとおもいます。


特殊な英語の勉強などはしませんが、勤務中に周りの人たちの表現の仕方を盗み聞きしてまとめるようにしてます。


例えば、患者さんがなんかのタイミングで言ってたセリフ


General rule of thumb


経験則ではという意味です。よく米国人が使ってます。


あとは、バルサルバをやるとき


Take a deep breath and hold throughout and bear down as if you’re having a bowel movement


とか。


言われれば分かりますが、なかなか自分の口から出てきません。


こういう表現をコツコツ蓄積していって地道に英語力を培いたいとおもいます。


まだまだ英語も勉強が必要です。


まぁ、とりあえずは一旦仕事と英語のことは忘れて休暇をエンジョイしたいとおもいます。



外来中のわたしと内科レジデント




マッチング結果発表

12月4日正午, 病棟業務でVIP roomの患者を診察した後にNRMPからメールが来ていることに気が付きました. マッチ先はなんと第一志望のTufts Medical Center.人生でトップクラスの喜びと驚きに包まれました. ResidencyのときはWebsiteを確認しないといけなかったような気もしますが, FellowshipはNRMPからのメールにマッチ先が書いてありました. TuftsのPDからは面接後に質問に関する詳細な返信が来たので好印象だと感じましたが, ラボのツテのある先生からは一切返信がありませんでした. 面接も疲労のせいか本来の成果は発揮できませんでしたし, 面接に呼ばれてる人やFellowsはIvy League出身ばかりなので大学関連病院のわたしは若干場違いでした. まぁラボの関係もあるから形だけでも呼んでくれたのかなと思ってました.実際に同期になるほかの5人はIvy Leagueではありますが, まさか本当に採用してくれるとは. ある程度の実績は必要ですが, 強いコネとともに将来のFocusをしっかりと絞ることで飛躍は不可能ではないのかもしれません.

 

 

合格のお知らせメール

 

 

さいごに

ながながと語りましたが, 結局のところ, むやみに頑張るだけでなくゴールを明確に定めて, 逆算し, 綿密な戦略を立てて, 人とのご縁を大切に育むことに尽きると思います. このFellowshipを通じて人と人とのつながりがいかに大切かを痛感するともに, サポートしてくださった皆様には感謝の気持ちでいっぱいです.