そうだ、米国で医者やろう~♬ -8ページ目

そうだ、米国で医者やろう~♬

米国ボストンで循環器内科フェローをしています。心臓集中治療の分野と美味しいご飯処を世界に広めるのが目標です。

今週はフラミングハム(Framingham)というボストン郊外にある関連病院でローテです。  

 

ボストン市内のSouth Stationから朝6:35発の列車に乗ります。朝は空いてるので三人がけの席を陣取って、最近ハマってる空白ごっこのだぶんにんげんを大音量で聴きながら横になって寝ています。快適です。揺られること約一時間フラミングハムに到着します。


South Stationの時刻表。出発5分前にホームが表示されます。

田舎あるあるで空が広い。駅が開放的すぎてどこからどこまでが駅かよくわからんし、線路を歩いている村人多数。帰りのチケットを購入しようと駅舎だとおもって入った場所はシュラスコ専門店(ブラジル料理、ステーキ)。普通、駅に併設してる三角屋根を見たら駅舎だと思う気がするが、もしかしたら国立駅を利用していた副作用なのかもしれません。



駅のホームに隣接するステーキ屋の図。


ちなみにフラミングハムは歴史的にブラジルからの移民が多いのでブラジル料理を食べるならおすすめです。わたしが最初間違えて入ったシュラスコ専門店なんてステーキ含む全て食べ放題でなんと30$!!サーロイン、リブ、ソーセージ、チキン、ポークなど全部食べ放題。激安激ウマです。


焼き立てをシェフが運んできてくれるシステムで、客がわたし一人しかいなかったので、ひたすら皿が空いては肉を間髪入れずに肉追加。蓋をしないと終われないわんこ蕎麦を思い出しました。



シュラスコを食べてる人。わたしではありません。

閑話休題


駅から歩いて15分。ポルトガル語の看板を横目に進むと森の中にひっそりと佇む病院が現れます。Metrowest Medical Centerです。


軽井沢風な病院の裏庭


病院の半分は湖と接しています。自然に囲まれた最高の立地です。


病院が半分湖に接している


町の中核病院なので一通りの科はありますが規模としてはわたしが内科研修をしたマウントサイナイベスイスラエル病院(ニューヨーク)よりも少し小さいくらい。多分200床くらい?


職員は殆どが海外の方(循環器内科を除く)。ブラジル系が多いです。この病院、内科レジデンシープログラムが実はあって、ほぼ全員IMG(海外卒)。ブラジル、中国、韓国が多いです。


大体みんな何かしらのコネがあって入ってるようです。卒業生の出身校とか。


みんな英語が母語じゃないのでめちゃくちゃコミュニケーション取りやすいし、いい人たちばかりなので働く環境として最高です。症例もシンプルで唾を塗っておけば治るものばかりなので脳にかかる負担もありません。


ちなみに日本ではこういう疾患をCommon diseaseといいますが、これは和製英語です。米国ではbread and butterといいます。パンとバターのように生活に必須な基本的なもの。そこから派生してるようです。


ちなみにカリフォルニアワインでBread and butterというワイナリーがシャルドネ を出していますがお勧めです。MLFという手法でリンゴ酸を乳酸に変えることでバターのような味わいになってるのが特徴です。どこでも買えて安いのでよく飲みます。アメリカだと15ドルくらいですが日本だと倍以上するようです。




アマゾンでも酒が買える時代


この病院での自分の役割は特にありません。強いて言うなら日頃の疲れを癒すことと認識しています。


午前中はまったりとカテとか経食道エコーなどの手技をやって、空いた時間にコンサルを見たり見なかったり。


一日2ー5件くらいのコンサルがありますが、タフツだったらコンサルしてこないであろうシンプルなものが殆どなので1件に30分もかかりません。シンプルな心不全、無症状な徐脈、Type 2 MIとか。まだカルテのアクセスがないので、嬉しいことに患者を診て主治医と話したら終わりです。面倒なカルテは上の先生に書いてもらってます。


コンサルは特に学びもないので、ささっと片付けて病院の周りを散歩しています


湖とわたし。いまだに仕事をサボる癖が抜けず。


仕事は5時ピタで終わります。電車が一時間に一本しかないので、待ってる間に駅近のブラジル料理をしらみ潰しに行ってます。


なかなか良かったのが、Terra Brasília Restaurantというシュラスコの店。病院と駅の間にあります。メニューがないのであれですが、お持ち帰り用は500gでおよそ10ドル。あらゆる肉、シチュー、米、サラダなど好きなものを好きなだけ詰め込めます。安くて美味しい。おすすめです。フラミングハムを訪れる際はぜひ行ってみてください。  



ついつい詰め込みすぎて計ったら2キロくらいあった


なんの話をしていたのかよくわかりませんが、とにかく今週一週間は日々の疲れを癒すべく、まったりしたいと思います。ちゃおー。












一週間の循環器内科コンサルが始まりました


フェローシップの中でもトップクラスに忙しいローテです.


時差ぼけも相まってなかなかハードです.


ちょっと落ち着いたときに同僚に「今日は暇だといーーなーーー」というと, なぜか毎回 Don’t jinx it, man!(縁起を担ぐとロクなことがないぜ)」と言われます


逆に忙しいときには同僚は「I got swamped cause I jinxed it(縁起を担いじゃったから忙しい)」などとよくわからないことをマジにいってます


社会人歴は考えてみると米国の方が長いですが,いまだにアメリカ人の行き過ぎた言霊思考は理解できません


ちなみに暇な一日が続いて欲しいときは机をコンコンと三回くらい無言で叩くのが粋な米国人のやり方です. 暗黙の了解でみんな理解します. 人によっては「Knock on woods!! (暇なのが続きますように)」みたいに口で言う人もいます.


自分はかぶれたくないので露骨に暇だといいなぁと言い続けてます.


さて, 閑話休題


コンサルでは他科の心臓系の問題をコンサルタントとして解決するのが役割です.


チーム構成はアテンディングと呼ばれる指導医と二人です. 今週は医学生もいます. 内科系の実習は久しぶりとのことで色々と改善の余地があり, なぜかネイティブの英語のノートを文法から直してます.


一日の新規コンサルトはしょぼいのも含めると5ー10件ほどあります. それに加えてもともと担当している患者も入れると全部で15ー20件.  


一日のスケジュールをまとめるとこんな感じ:


AM 起床

6:30AM- 7:30AM 一人回診

:30AM ー8:30AM 講義

8:30AM 6:00PM 新規コンサル

6:00PM 7:30PM カルテ記載などなど


ボストンの日の入は早いので光を浴びずに一日が終わります.


基本的に患者は全員一人で診てプランを決めて, 一日の終わりにさらりと指導医と話し合って方向修正します


内科レジデンシーをやってるときは分からないことがあればコンサルタントに任せていたのですが, いまは自分がコンサルタントであり, 最後の砦です. なので, 分かりませんという回答はできません.


なかなか責任の伴う業務です. とは言いつつも, コンサルの半分以上は合理性に欠けるものであることもまた事実. タイムマネージメント能力は格段に向上しますが, 循環器内科の知識は忙しい割にはあまり増えてない気もします


複雑な疾患をじっくり診る重要性を再認識します. うちのプログラムはその点しっかりしていて, コンサルローテは最低限の期間しかなく, じっくり専門性の高い複雑な症例と向き合う機会が豊富です.


改めて質の高いプログラムに入れた幸運に感謝です.


残り数日やれば来週は市中病院で一週間の勤務. 噂によると, 多忙なフェローの息抜きのために作られたローテらしく, なかなかまったりとしたローテという噂.


待ち遠しい限りです.






米国・ボストンにあるタフツ大学で循環器内科フェローシップをしています。


二週間の休暇が終わり現実に戻りました。休暇中の詳細は控えますが、結論としては心も身体もいけるところまで弛んだと表現しておきましょう。


明日からはまた現実。循環器内科コンサルローテです。他科の入院患者やER患者のコンサルタントとして診断・治療に関してアドバイスをします。


大体、一日4ー5件の新規コンサルトがあると聞いています。オーダーなどの雑用は全て主科がやってくれるので我々はノートを書いて助言するだけです。そのため、自分の専門分野に集中して効率的に経験を積むことができます。


よく考えられたシステムです。まずは休暇で弛んだ心と身体を磨くべく規則的な生活と運動を導入していきたいと思います。