YouTubeでTHE FIRST TAKEというシリーズにハマりました. 有名な歌手たちが一発撮りで歌う動画.
その中で気になったのがCreepy Nutsの「かつて天才だった俺たちへ」という曲.
かつて天才だった俺たちへ
神童だったあなたへ
似たような形に整えられて
見る影もない
すごくしっくりする歌詞.
さて, ニューヨークからボストンへ戻るバスの中でふとニューヨークでの内科レジデンシーを共に生き抜いた大好きな同期二人のことを思い出してました.
全く見た目も性格も違う3人でしたが共通点がありました.
それはみんな「慎重派」であること.
勝算のない戦いはしません. 見た目大胆な試みをやってるように映るので意外に思われるかもしれません. でも実は大胆なことをするために常に細かなリスク計算をしています.「これはイケる」と確信が持てるまで試みません. リスクは取りません.
その判断を明確にするために, 自分の等身大の状況を正確に把握します. そのために膨大な情報を収集整理します.
多分, 臨床渡米する上で一番大切なメンタリティだと思います.
臨床渡米と聞くと, 狭き門なのである意味宝くじをあてに行くような感覚に陥る方は多いと思います. そもそも当たる確率が低いんだから, とりあえず応募すればもしかしたら俺でもいけるんじゃないかと思ってしまいます.
そのロジックで実際に無課金ユーザーのような状態でマッチングに参加して返り討ちになる人たちを多く見てきました.
当たる確率が低いからこそ, 情報を集めて自分の状況を客観的に把握して少しでも自分の価値を高められるように時間と労力を可能なだけ投資します. 準備が全てです.
大胆な挑戦には慎重さが超大切です. 準備ができてない段階で自分にGoサインを出すのは挑戦ではなく博打です. カイジ並の嗅覚の持ち主であれば別ですが, 一般的に一回毎の期待値の低い博打は何回かやればいつか失敗します.
失敗した先は渡米亡者と呼ばれる人種です. 大きな投資をしてしまうと引くに引けなくなります. 結局, 損切りが出来なくなって毎年ズルズル渡米準備という名の永遠にゴールすることのないマラソンが始まります. 医者としてのキャリアがめちゃくちゃになります.
大きな挑戦をするときはありとあらゆる可能性をあらかじめ考える. 成功する絵を想像するのは心地よいものですが, それ以上に失敗した時のシナリオを想定することが大切だと思います. どこまで投資するかあらかじめ決めておかないと精神構造はギャンブル依存症で破産する人のそれになるような気がしてなりません.
これから渡米を考える人たちはしっかりと「準備」をすることを勧めます.