先日、Journal Club(抄読会)で発表しました。
アスピリンという血液をサラサラにする薬の研究です。
高齢な方は心臓病のリスクが高いので、予防的にアスピリンを飲んだ方がいいのかという問いに答えた研究です。
日本人ではすでに2014年に答えは出ていて、アスピリンはあまり意味がないという結果が出ています。
ただ、アメリカは人種が異なるので、いままで米国の予防ガイドラインでは、なんとも言えないという微妙な位置づけでした。
今回の研究で、やはりアスピリンは日本人以外でも意味ないという結果が出ました。
と、かなりざっくりいうと、こんな内容の論文です (一般向けの説明です)。
本題は論文の内容ではなく、Journal clubのやり方です。
最先端の教育を導入している研修病院は分かりませんが、少なくとも、わたしの研修した病院では、抄読会のやり方の手ほどきはありませんでした。なんとなく読んで、なんとなく発表してました。
米国の研修は違います。ほかの米国の病院は知りませんが、うちの病院自体そんなにアカデミック志向でもないので、多分、ほかの病院もそうでしょう。
まぁ、それはさておき、米国では、プレゼンで言及すべき内容が明確に決まってます。抄読会の担当者が決まると、指導医からclinical appraisal sheetとという論文のチェック項目が送られてきます。
チェック項目と共に、どこにその内容が記載されているかも書いてあります。
スライドを作る際も、チェック項目を質問形式にしておきます。
聴講者はあらかじめ論文を読んできて、発表者が投げかけるチェック項目の質問に答えていきます。
米国人は活発に意見を言うと思われがちですが、実際は、結構、みんな沈黙です。下手したら、うちの病院の場合、日本人の方が喋ってるかもしれません。
それはさておき、統一されたAppraisal sheetを基に進行すると、どんな人がやってもある程度形になります。
魔法です。
日本の研修病院も導入するといいかもしれません。標準化大切です。
以下のページに詳しくあります。ぜひご参照下さい。

