そうだ、米国で医者やろう~♬ -20ページ目

そうだ、米国で医者やろう~♬

米国ボストンで循環器内科フェローをしています。心臓集中治療の分野と美味しいご飯処を世界に広めるのが目標です。

先日、30歳になりました。


周りから遂に”30台などと形容されます。


アラフォー、アラサー、ドラマでも30歳になって結婚を焦る女性の葛藤を描いたタラレバ娘なるものが流行ったりしましたが、


結局のところ、恣意的に設定された10進法の元で桁が変わるタイミングを人生の区切りと世間で勝手に決めつけてるわけで


もっとも大切なのは健康年齢であると確信しています。


肌、髪、身だしなみ、服装、コレステロール、糖尿病、血圧など幅広くケアし続けることが健康年齢を若く保つ秘訣なのでしょう。


健康年齢を意識して、新年早々思い立って、薬局でキュレルの化粧水を購入し、お気に入りのTed Bakerでパンツを購入しました。


今年はダンディズムを追求します。


と、新年の目標を掲げましたが、10進法どうのこうの言ってるわりには暦の奴隷に成り下がっている自分がいることに気づきました。


まぁ、ある程度、恣意的な区切りがあるほうが、気持ちのリフレッシュになっていいかもしれません。


30台も全力で駆け抜けます。





2019年も終わるので例の如く振り返ります。


今年は何と言っても今後の人生を左右する来年度の就活が一大イベントでした。


就活応募のシーズンは、運に完全に見放され、思うような手札で就活に臨めず、毎晩眠りも浅くなり、胃炎も再発して散々でした。


幸い、蓋を開けてみれば、コネと許容範囲の実力が功を奏し第一志望のタフツ大学の循環器内科に就職が決まりました。


結果発表のメールを見たときは驚きと喜びで院内の誰も来ないところで涙してました。


今回の就活は長く険しいものでした。人間として成長したと思います。ただがむしゃらに頑張ることを言い訳にしてはいけないと痛感しました。


表現が適切か分かりませんが、海外出身の循環器内科の候補者はいわゆる各国のスーパーハイスペックな天才たちでした。


ここまでいくと小さな島国の私立の一般ぴーぽーのわたしが頭脳オンリーで戦うと非常に分が悪いわけです。


そこでただ頑張ることを早々に放棄して、同じ土俵で勝負するのをやめて、桂馬的なトリッキーな動きをすることにしました。大事なところで金になれれば良いのです。


具体的にやったことは2つ。


まずは「明確なゴール設定」。


将来のゴールを明確に定めて、それに向けて自分の今までやってきたこと、これからやっていくことが一本の線でピシッと繋がるようにしました。


循環器集中治療で血行動態の基礎研究がしたいというゴールを掲げ、それに向けてラボに所属したり学会発表などもしました。


就活で重要視される論文掲載数などは天才たちの足元にも及びませんでしたが、彼らが呼ばれない世界的な病院からも面接のオファーをいただけました。もちろんトータルで面接に呼ばれた数は敵わなかったですが。


この戦略自体諸刃の剣で、面接直後に(ほんとうはいけないですが)オファーをいただけた病院もありましたが、一方で、病院によってはそもそも基礎研究などはやってないから、あなたの望むようなことはできないので別の所に行った方がいいと言われたりもしました。


まぁ、後ろ向きにみればターゲットを絞ったのは良かったとおもいます。


具体的にやったこと2つめは「戦略的なコネ」を作ることです。


日本にいるときはコネという言葉にアレルギーがありましたが、米国に来てから変わりました。蔓延してる勘違いがありますが、米国の医療界は日本よりも圧倒的にコネ社会です。どこどこの医学部出身とかどこどこの先生に師事してるかは採用しよう。そんなレベルです。米国で求められるのは、圧倒的な実力(あればそれでいいですが)よりも、圧倒的なコネと(採用側にとって)許容範囲の実力です。


私の場合、タフツの偉いK先生とラボのツテがあったので、学会に参加する際は必ずラボの先生を介してご挨拶に伺いました。また、ボストンに行った際にはわざわざラボの見学をさせていただきました。その際、わざわざ、タフツのK先生がランチに連れて行ってくれて、非公式な面接をしてくれました。


いつ面接されてもいいようにラボの論文はあらかじめ全部読んで感想が言えるようにしていたので、私が、「先生が2010年にJACCに掲載したあの論文ですが云々」と話すと目を丸くしてました。来たるチャンスに向けて予め準備をしておくことは大切です。


就活は本当に大変でしたが、その分、戦略の建て方や人と人の繋がりの大切さを学びました。今回の就活で茨の道を乗り越える脚力がついた気がします。


これを活かして、次なる舞台ではさらなる飛躍を遂げたいと思います。


残りの内科レジデンシーは周りの応援に恥じぬよう患者に寄り添った心ある医療を展開するとともに、もっともっと勉強して早く一人前の循環器内科になりたいと思います。


来年もよろしくお願いします。








山羊座は英語でカプリコーンと言うらしいです。


グーグルで検索すると、山羊座ですよくよくみると、尻尾が魚風になってます。


30歳間近でも学びがあります。


さて、夜勤がぼちぼち終わります。昨日は夜間での入院が5件。


米国の夜勤は寝る間もなく、ひたすら入院と病棟業務をしています。


英語で問診・診察・カルテ記載。眠気を抑えての朝の英語プレゼン。


今朝、夜勤明けにサラベスでBloody Marry片手にパンケーキ頬張りながらふと英語が上達したなと思いました。





話は変わりますが、近所に便利なスーパーができました。


一見普通のスーパーですが、お店の入口を見ると「Amazon Go」の看板が。





なんと、あのアマゾンが電子の世界から飛び出して現実の世界にもやって来たのです。


入口に謎の改札。





入口が特殊すぎてどうやって入っていいのか分からずネットで検索。


入場の仕方の動画をアマゾンのホームページで確認。


どうやらアプリをダウンロードして、QRコードを改札にかざすと入れる仕組みらしい。


JRの改札でスイカにチャージがなくて引っかかって後ろが渋滞するというトラウマがある分、多かれ少なかれ今回の改札も若干の躊躇がありましたが、


幸い、Amazon Goは客が全くいなかったし、改札のQRリーダーの感度が抜群に良かったので、するりと入れて救われました。




このスーパーの商品陳列は超絶普通ですが、値段が他のスーパーよりも安く、よくよく見ると、スーパーに不可欠なレジがありません。




予習した情報によると、四方八方にある人工知能が我々の動作認識して、自分のバッグに入れた瞬間に感知されてアプリに課金されるというシステムです。


驚愕の現代技術。


ちゃんとAIが作動するか確認すべく、試しに商品を出し入れしてみたりしましたが、改札を出ると、アプリがチャリーンとなってしっかりと課金されてました。


買い物革命です。


AIが人間の仕事を奪っていく典型例ですね。パートのおばちゃんたちは将来絶滅するのでしょうか。なんか寂しくなります。