米国の市中病院で働く循環器内科医の役割 | そうだ、米国で医者やろう~♬

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米国ボストンで循環器内科フェローをしています。心臓集中治療の分野と美味しいご飯処を世界に広めるのが目標です。

今週は郊外の市中病院をローテートしています。

 

米国の運転免許をまだ取得していないので電車で1時間かけて通勤しています。

 

朝6時に起きて、プロテインシェイクを飲んで、South Station6:55発の電車に乗ります。

 

8時から仕事開始です。循環器内科の主な業務は他科からのコンサル業務です。

 

夜間からの新規コンサルリストを確認して3-5件ほど担当します。

 

市中病院ということもあり、コンサルの閾値は低いです。若い人がコロナワクチンを打って失神したとか、既往に何かしらの心疾患があるらしいとか、よくわかない理由でコンサル依頼が来ます。

 

大学病院と異なり、市中病院はコンサルの数だけ儲かるシステムを採用している場合が多いので、決してコンサル依頼を拒否することはしません。大学病院の場合だと、あまりにもばかばかしい内容のコンサルだとCurbside consultといって非公式のコンサルとして処理することが多々あります。

 

フェローの役割はコンサル対応だけですが、Attendingとして働いている人たちはコンサルに加えて、契約にもよりますが、心電図読影・エコー読影・ストレステスト読影・診断カテ・TEE・外来などを行います。循環器内科が主科で患者を診ることはありません。

 

週休2.5日で仕事は5時定時に帰れます。給料はボストン郊外だと4000ー4500万円くらいが相場です。当直は1-2週間に1回で殆ど呼ばれることはありません。

 

ライフバランスとしては魅力的ですが、せっかく米国に来たのにライフバランスに甘んじるのはもったいないかなと思ってしまうので、自分が郊外の市中病院で働くことはないと思います(将来働いていたらいじってください)。