正確な発売日はよく知らないのですが、恐らく7月には発売してたんだろうか?

 

ラダイトという国産メーカーから発売されているシャーペン、エバードローというものを買いました。

 

 

商品名はもちろん、メーカーの名前も聞いたことない人は多いと思います。

他のビッグな企業に比べるとまだまだマイナーな方だとは思いますが、リリースされる商品は惹かれるものが多いです。

 

このエバードローは、恐らく店頭で並んでいるのを見るとしたらシルバーの方だと思います。

 

こんなやつ。

 

木軸で、軸の種類としてウォールナットとチェリーウッドがあり、今回ボクが購入したブラックでも同様にこの2種の木軸が選べます。

 

ボクはチェリーウッドを選びました。

写真ではもっと明るい色に見えたのですが、実際に届いたそれを見てみるともう少し濃い茶色で、色合いとしてはちょうど好みだったのでむしろ歓迎でした。

 

 

天然木ということらしく、PILOTのS20のような加工された木軸ではないので、木目も部分的に特徴があったりする点もこのペンの楽しみの一つではないでしょうか。

 

 

こうして角度を変えたら、光の加減次第ではくっきりと個性のある木目が浮かび上がり、隠された暗号が姿を現したみたいでなんか面白いです。

 

 

さて、ボクはシャーペンを買ったら最初にチェックしていることがあります。

 

それは、長さとか重さとかそういうスペックではなく、ノックによる芯繰り出しの長さです。

 

実はこのペンと同じラダイトから発売しているポストドローというシャーペンをちょっと前に購入しました。

こちらです。

 

 

ダブルノック式という最近ではあまり見ないタイプのものです。

デザインとしてもスッキリしてて、かつ小柄。しかもガイドパイプを収納できるということから、携帯性もいいんじゃないかと思って購入したんですが……

 

ノック時の芯繰り出し量が長すぎるのと、ガイドパイプがかたつきと相まって微妙にしなってしまうため、とにかく芯が折れやすいのです。

これ1本だけ持って出先で使っている際にポキポキ芯が折れてしまってはストレスがこの上ないということで、取り回しはとても良いのだけど、残念ながら自宅内でたまに使うという状態になっています。

 

正直、今回購入したエバードローも芯繰り出し量については心配でした。

同じメーカーだし、シャーペンの名前からしても近い時期に開発されたシャーペンなら仕様を寄せてきそうだし。

 

 

で、確認した結果……

 

 

正直滅茶苦茶嬉しかったです。

 

写真は、上から順に

・ステッドラー ヘキサゴナルシャープペンシル

・ラダイト ポストドロー

・ラダイト エバードロー

で、それぞれ2回ノックして芯を出した状態です。

 

ポストドローは言わずもがな結構長く出ちゃうんです。

ヘキサゴナルもちょっと長めなので気を付けないと芯折ります。

 

しかし、エバードローは本当に微妙なラインでちょうど良いです。

もしかしたら、使ってるうちに若干ずれてくる可能性はあるけれど、少なくともポストドローのようなことにはなるまい。

 

ついでなので、この3本の全身を見比べてみます。

 

 

エバードローはポストドローよりかは長めですが、ヘキサゴナルのような長身のペンと比べると結構短めということが分かります。

カヴェコスペシャルよりも僅かに短い程度です。

 

ただし、重量は結構あって、約21gあります。

また分かりやすい低重心です。

 

「木軸で重さがあって、書いててコツコツ感のある低重心シャーペンが欲しい」という人にはお勧めです。

ただし、ちょっと価格が高く、4950円(税込)するので、今既にお気に入りの1本がある人は一旦スルーして良いです。

 

でも、木軸ペンが欲しくて個性も出したいと思うなら、S20の2倍以上もするけど、このペンは買って損はないと思います。

 

ガイドパイプが3mmという点も、製図用シャーペンに劣らぬ視界の良さがあり、グリップのネジまきのような部分もパーツが金属なのでがっちりとホールド出来て滑ることはありません。

 

また、ペン軸が太過ぎず細すぎずのちょうど良さと、木軸なので当然ですが丸軸ということで握りやすいです。

 

 

因みに、写真を取るの忘れましたが、消しゴムは金具パーツにはまったものが付いています。

クリーナーピンはついてないタイプでしたが、まぁそこは普通ですね。

 

 

実はクリップにEVER DRAWって刻まれてるんですが、このブラックモデルはマヂでギリギリ見えるかどうかくらいの見辛さです。

そういう意味では、他のどんなシャーペンよりも刻印のないシャーペンだと思います。

 

 

ここで、グリップ部分の拡大画面を。

 

 

結構ギザギザしてるので、この溝に埃が入るとちょっと目出ちます。

PC掃除用のちっちゃいブラシで掃いてあげるか、ダストスプレーとかで取り除いてあげます。

 

 

最後に書き心地についてですが、個人的には文句なしでした。

 

因みに、初期芯は無難なHB芯が入っており、ごく普通の書き味だと思いました。

試しにB芯を入れて書いてみたら、思った以上に滑らかな書き味になり、これもまた気に入りました。

 

ラダイトは今ちょっと話題になりかけているメーカーなので、エバードローももしかしたらYouTuberの紹介などで品切れになる可能性もあります。

 

気になる人は早めにチェックしておくとよいかもしれません。