引き続きロジクールのヘッドセット Zone300 に関するお話。
公式サイトで仕様および詳細が確認できます。
ヘッドセット - ワイヤレス、USB、Bluetooth | ロジクール (logicool.co.jp)
そして、そこにはスピーカーに関する次のようなことが掲載されています。
音楽モードと会話モードがどう違うのかは不明です。
どこにも説明が見つけられなかったので勝手な推測にはなりますが、音楽モードは、まぁ普通に音楽を聴いている時のことで、会話モードはマイクのミュートをOFFにして通話状態が確立している時かなとか……分からないけどそのくらいに捉えてます。
さて、会話モードの時はそれこそ会話しかしないでしょうから、相手の声が聞き取れれば十分なわけで、周波数特性にある100-7KHzというのは十分過ぎるほどの帯域幅じゃないでしょうか。
問題は音楽モードの方です。
50-20KHzとあるのですが、例えば一般的な音楽用のヘッドホンやイヤホンにおいては、下は20Hzからだったりするし、なんなら高品質のものは5Hzからカバーしてるものもあります。
5Hzって普通の人は恐らく聴くことは出来ていません。聴くというより感じるの方が正しいくらいでしょう。
しかしZone300は下が50Hzからということで、相場より高い仕様です。
これだと深みのある低音域が聴こえないことになり、ちょっと音楽鑑賞するにあたって物足りないと感じてしまいそうです。
そこで、本当にそんなものなのか?と思い、周波数ごとに音を出せるアプリを使って、せめて自分が聴こえる範囲でどkまで低音が聴こえるか確認してみようと思いました。
例えば、これできっかり50Hz以下がカットされて全く聴こえなくなってしまうのか……
結果は、
50Hz以下も聴こえました。
なんなら40Hzになっても聴こえました。
残念ながら30Hzを下回ると、もはや鳴ってるかどうかが分からない領域なので聴こえてるかどうか判定することはできなかったですが、少なくとも仕様に掲載されていた周波数よりも幅が広いようです。
では、上はどうなのか?
正直、20KHzまでカバーしてるという時点で、人間の耳では聞き取れない領域に届いているので、当然上限チェックなんかボクの耳では不可能でした。
ということで、Zone300は掲載されている仕様は50-20KHzだけど、恐らく下限は20Hz辺りなんじゃないかと思います。
よって、オンイヤー型のヘッドセットとしての音楽鑑賞に対する使用感は、決して悪くないであろうとボクは思います。
まぁBluetooth接続しか出来ないため、ゲームで使うには正直厳しいのと、アクション性の高い映画鑑賞にもちょっと向かないんだけど、ぼ~っと音楽鑑賞するとか、ながらで眺めるYouTube動画とかだったら全然利用価値あると思います。
もちろん高品質の音楽用ヘッドホンを使う方がより楽しめるのだけど、オンイヤー型って軽いのが良いですよ。
またZone300は思ったより蒸れない点も良いです。
もし、ちょうどマルチポイント可能なヘッドセットを探している人がいたら、Zone300も選択肢の一つとして検討してみるのはありだと思います。