これ
または、これ
雪モデルだと無刻印がより際立つんだよな。
理由はやはり筐体側の方も真っ白で何も印字がないからだね。
無刻印を使うということは、当然ながらタッチタイピングが出来ないと困る訳なんですが、それ以前にHHKBを使うようなキーボードに拘りを持っている人なら、タッチタイピングが出来ないはずがないわけで。
なんか巷では「最上段の数字キーとか、記号キーはちょっと自信がない」って人もチラホラ見かけますが、そんなん気にせずともちょっと手探りで打ててるんでしょ?本当はさ。
一日中PC作業でキーボード打ち込んでいるような人で、1回もミスらずタイピングできる人なんてほぼ皆無だと思うんです。
ミスタイプの理由なんて色々あるとは思うけど、その内の1つが「まだちょっとキーの位置に自信がないから」なんてのもあってしかるべきと思うんだよね。
何度も打ってればいつか覚えます。
打たないからいつまで経っても体が覚えてくれないのです。
逆にそれほど打つ機会がない程度にしかタイピングしていないなら、HHKBなんて宝の持ち腐れみたいなもんです。
だってそうでしょう?耐久性に優れてることを売りにしてる製品に対して、キーの位置を体が覚える程度にすら打ち込んでいないなんだったら、そんなの使ってるうちに入らないでしょうよ。
だからこそ、使って使って使いまくってたら、最終的にはキートップの印字なんて要らんのですよ。
だって見ないもん。
いや……見ないというのは嘘ですね。
見ますね。無刻印のキートップを。
それに、ボクだって、タッチタイピングが出来るようになってるとは言え、操作の都合上、左手が右手の担当キーを押さざるを得ない場合はさすがに手元を確認します。
もちろん無刻印なので印字を当てにすることは出来ないんだけど、キーの位置自体を位置関係で把握しているので問題ないのです。
例えば、0キーなら右から数えて5番目にあるとか、開き括弧閉じ括弧はDeleteキーの左隣に並んで存在してるとか。
そういう位置関係が分かってさえいれば、印字何て要らんのです。
たまにミスタイプで良く起こるのは、日本語配列で慣れ親しんだ「~」の位置は、英語配列だと1個ずれた位置なので、小指の伸ばす距離が僅かに違ってしまってやらかす感じです。
同様に、丸括弧の位置も日本語配列と英語配列で1個隣にずれてるので、日本語配列でさんざん慣れたせいか、英語配列だとうっかり*の方を打ち込んでしまうこともしばしば。
両者のモデルをあまり頻繁にコロコロ切り替えるとどっちにも慣れない状態になってしまいそうなので、今はとにかく買って間もない英語配列の方を使い込んでいます。
昨年の暮れから、欲しかった英語配列の方を使い始めて以来、Enterキーの近さが期待通りで感動しており、これはもう日本語配列に戻れない気がしてならないです。
因みに、HHKB英語配列だと独立の方向キーがないから、毎度いちいちFnキーとの組み合わせで操作している訳ですが、もう慣れました。
「もう」と言いつつ、1か月以上は頑張った結果なんですが、それでも別にイライラしてしまうようなこともなかったし、逆にゲームの操作方法を覚えようとしている感覚に近かったので、個人的には楽しみながら慣れていった感じです。
ただ、それでも方向キーの操作を限りなく素早く行おうと思うなら、そこは間違いなく日本語配列の方が圧倒的に有利です。
独立した方向キーがある日本語配列だと、「むしろ手の移動が大きくてホームポジションから離れるじゃないか」と言う意見なんかには耳を傾けなくていいです。
そんなの、その分素早く手を動かせばいいんです。
慣れればこちらも手元を見なくたって操作出来るようになるんだから。
始めてHHKBを購入する時って、誰かに背中を押してもらうとか、何か思い切った決意が必要だったりするんですが、その意気込みついでに、ぜひ無刻印を選ぶことをお勧めします。
特にHYBRIDモデルを買う場合、公式のキーマップカスタマイズツールが使えるということで、自由にキーマップを変更できるから、その際には印字にとらわれなくて済むのですよ。
後から無刻印キートップを買い足すなんてことは無駄です。
最初から無刻印モデルを買いましょう。
ただし、日本語配列モデルから選びたい場合、残念ながら無刻印モデルとして筐体ごと購入できるのは雪だけなんですけどね……