uniの多機能ペンである、「ジェットストリーム プライム 多機能ペン 3&1」を振り返ってみようと思った。

(以下プライムと呼ぶ)

 

 

これ買ったのはかれこれ9年くらい前かな?

過去にブログにも残したっけな。

 

当時、既にシャーボX TS10を所有していたけど、4機能の多機能ペンだけあってペン軸が太かったこともあって、もうちょいスリムな多機能ペンが欲しかったのね。

 

で、買ったは良かったけど、さすがに品質はシャーボXに及ばないと感じ、暫く使いはしたものの、徐々に使用頻度が減っていき、結局多機能ペンはシャーボXに頼る形になっていました。

 

 

てことで、埃をかぶっていたこの子を久しぶりに取り出したのです。

 

この多機能ペンって、ある部分が賛否両論分かれてたんですよね。

それがこれです。

 

 

このクリップ上端に付いている宝石のようなパーツです。

 

「ださい」という評がとにかく多かったようで……確かに当時のボクもこれは正直どうなんだ?と疑問に感じていました。

この宝石が特段問題があるわけでもないけど、存在感が強すぎているせいか目を引いてしまうのよね。

そのせいでペン全体というより、ここだけが妙に目立ってしまって、ペンのシルエットとしては結構カッコイイはずなのに、その良さをかき消してしまったんだろうね。

 

 

クリップを裏側から見ると、宝石の背面側は閉じておらず、光を通すような構造です。

そのおかげで青色が綺麗に見えるわけですね。

 

 

プライムは5000円の商品です。

所謂高級ペンですね。

 

そこで、同じ高級路線の多機能ペンと比較してみました。

 

 

別に嫌味って訳じゃないけど、ZEBRAのシャーボXのCB8とTS10。

価格はそれぞれ、CB8が8000円、TS10は10000円の品。

 

見ての通り、プライムの見た目はシンプルかつスタイリッシュでありながら、やや身長がある方で、CB8より少し長いようでした。

 

見た目のラグジュアリー感はやはりシャーボXの方が上かなぁ~

 

 

 

プライムってペンを振るとカチャカチャと音がしちゃうんだよね。

内部のリフィル同士がぶつかったり、リフィルと軸とがつぶかったりで、音が鳴っちゃうんだと思うのだけど、これに対してシャーボXってまったく音がしないんだ。

しかもシャーボXは最も安価であるST3(3000円モデル)であっても同様なのです。

 

5000円もするプライムなら、もうちょっと品質を高められなかったかね?と思ってしまうのです。

ただ、下軸の接合部は中々に滑らかなので、この点は褒められます。

 

 

ところで、このプライムはかなり重量があるんですね。

 

 

なんと30g以上……こりゃ重い。

 

 

TS10でこの重量なので、見た目的にはスリムなプライムの方が重いことになります。

また、プライムはやや高重心なのでこの重さでかつ高重心となると、正直書き易いとは言い難いです。

 

 

ついでのCB8はこのくらい。

 

見た目からしてプライムはそれほど重そうには見えないけど、持ったらすぐに分かる重量感。

 

インクはジェットストリームなので、書き心地は良いと言えば良いのだけど、重心バランスとその重量のせいでベストな書き心地かと言うとそこまでではなくなっているのがちょっと惜しいところです。

 

 

そんなわけで、プライムってインクがジェットストリームであること以外には、あまりインパクトのあるメリットが存在しない点が、このペンの知名度を上げない原因かもしれません。

 

なんかバージョン2みたいな感じでリファクタリングされた次世代プライムを作ってくれないかな?