ポチったのはつい昨日の夕方で、24時間以内には届いてしまうという……アマゾンってすごいな。

 

で、届いたのがこちら。

 

 

外箱の上に乗っているのは既に所持していたST3。

ST3は初めて買ったシャーボXで、もうかれこれ15、6年くらい前になります。確かシャーボXが発売されて割と間もない頃に買ってた気がする。

結構使い込んだおかげで、ボディのマット塗装はテッカテカになってしまったし、軸上部にも傷があったり天冠の消しゴムキャップのラバーパーツも欠けたりと、ボロ雑巾になるまで使いました。

 

ちょっと無駄話を入れてしまった。

 

 

今回購入したのは シャーボX CB8 ですが、化粧箱はST3と同じタイプのものでした。

 

TS10になると高級感のある化粧箱になります。

ボク自身TS10のグラファイトブラックを所持しているのだけど、ちょっとどこにしまったか忘れてしまった……

 

ではオープン。

 

 

化粧箱の中で、ちゃんと透明袋に入ってました。

 

購入価格は定価の8800円(税込)ではなく、アマゾンで買ったこともあり、5100円(税込)のところをさらにポイントを利用したため3000円ちょっとでした。

 

このCB8を3000円で買ってしまえる世の中の仕組み、嬉しくて仕方ないです。

 

 

 

やっと生の姿を拝みます。

 

新品だからってのはあるけど、表面が滅茶苦茶綺麗でカッコイイ。

ツルツルした部分がないので、どこ触っても指紋が目立たないところが素晴らしい。

 

サイズは公式サイトにもあるけど、

 

 軸径10.8×全長138.0mm

 

となっており、

重量はリフィルをセットして手元の電子秤で計ったところ

 

 26.5g

 

でした。

リフィルなしの場合、公式では

 

 22.6g

 

だそうです。

 

多機能ペンでこの重量なら割と普通というか、特別重すぎるわけではない。

まぁ、全身樹脂製の安価なタイプよりかはかなり重い方だけど、見た目の重厚感に対してこの重量なので、違和感のない重さですよ。

 

 

 

カーボンファイバーの模様が超絶カッコエエ。

昔からこの柄は好きで、スマホケースなんかもこんな柄選んだことあったな~

 

 

 

シャーボXは買っても本体軸のみであり、リフィルは別売りなんだけど、リフィルは今回買い足さず、既に持っているシャーボXから抜き取りました。

 

シャープメカ:0.5mm

ボールペン①:ジェルインク ブルーブラック

ボールペン②:エマルジョンインク 赤

 

という組み合わせにしました。

 

黒ボールペンは別に愛用ペンがあるので、多機能ペンとしてはあえて黒以外のインクをセットしました。

 

そもそもシャーペンと黒ボールペンを同じタイミングで使用するケースってほとんどないな~と思い、だったら、ノートを取る際に色を変えてアクセントをつける方が実用的かな、と。

 

 

さて、このリフィルをセットする際に気付いたことがありました。

 

 

ST3や最高級のTS10でさえ、内部のパーツに樹脂が使用されているのに、このCB8は金属でした。

 

今まで、

「ST3は樹脂なのは分かるけど、TS10は樹脂じゃなく金属にしてくれよ」

なんて思ってたこともありました。

 

しかし、今回CB8を見たことで確信しました。

 

意図的に樹脂と金属を使い分けている、と。

 

要するにペンの重心バランスを外から見えないところで考慮していた、ということです。

CB8のボディ下部はカーボン素材であるため軽いわけで、それだとやや高重心になってしまうために、内側のパーツも金属にすることで、他のモデルと重心位置が変わらないようにしてるんだと。

そう考えると品質へのこだわりがすげーとしか言いようがない。

 

 

次に天冠部分。

 

 

キャップのラバーパーツの出っ張り具合はST3より僅かに控えめだけど、LT3やSL6よりかはハッキリと出っ張っています。

ボクはこっちの方が好みです。

 

また、上の写真で見て分かるように、ボディ側のネジ元部分にラバーリングが装着されていて、キャップがしっかりと締まるようになっています。

素晴らしい……

 

 

はい、ここまでが開封しながらの紹介でした。

 

ここから先は驚きの事実です。

 

まずこちらをご覧ください。

 

 

これは同じゼブラの デルガード +2C というもの。

定価で1320円(税込)の多機能ペンです。

 

シャーペン+2色(黒/赤)のボールペンが使えるんだけど、注目すべきはこれはデルガードだってことです。

多機能ペンってことは、普通のデルガードのシャープメカをそっくり入れてるわけではないのです。

 

 

こうなってんのよ。

 

ここで勘の良い人は気づいたと思います。

 

そう、このデルガードシャープメカって、シャーボXに装着できんじゃね?と。

 

ちなみに、シャーボX用のシャープメカと、このデルガードメカの見た目の違いはこんな感じ。

 

 

上がデルガード、下がシャーボX通常。

 

結論から言うと、シャーボXにもデルガードのシャープメカが使えます。

 

ただし、TS10の場合は装着した場合は内部が狭すぎるせいかノックしても芯が出せないようです。

一方、ST3と今回購入したCB8では装着かつノックで芯も出せました。

 

もしかしたら、LT3やSL6のようなスリムタイプのボディはノックが正常に機能しない可能性があるので、デルガードメカを使おうと思っている方は注意してください。

 

 

実際にST3で装着した際のデルガードの効き具合がこちら。

 

 

これが、

 

 

こうなるわけよ。

 

ばっちりガードされました。

 

デルガードメカをシャーボXでも使えるって、もうゼブラの多機能ペンとしては文句のつけようがない天井スペックになっちゃうわけです。

 

 

ただね、ボクは今のところデルガードメカをシャーボXには入れていません。

 

と言うのも、デルガードって割と軽い筆圧ですぐガードが出てくるんですね。

デルガードが効く時って芯が沈み込むので、ボクの場合、筆圧が少し強めなのでカッチリとした書き味にならなくなり、これがちょっと慣れないということで、普通のシャープメカにしている状態です。

 

最近、「もうちょっと筆圧弱めに書けるように力加減を調整しよう」と思い始めてるので、いずれはデルガードメカを装着してパーフェクトシャーボXにしようかな~とか考えてます。

 

 

特記すべきことは、デルガード +2C という商品にしか、このデルガードメカが実装されてないので、シャーボXでデルガードメカを使うということは、デルガード +2Cを購入し、且つそのデルガード +2Cのデルガードを無効化する、それだけの犠牲を払う必要がある、ということです。

 

そう思うとちょっと高くつくと思います。

 

だったら、せめてデルガードメカをシャーボX用に個別販売して欲しいとか思ったりするじゃないですか?

 

でも、一部のシャーボXでしか使用できないリフィルなんて、中途半端な商品をゼブラが許容するわけはないのです。

 

かと言って、デルガードメカをもっとスリムに設計するなんてこともかなり難しいんだと思う。

ていうか、もうあれ以細くは無理だろって素人ながらに思います。

決して一部のシャーボXでも使えちゃうなんてことはゼブラは公表しないだろうし、恐らく非推奨とさえ言ってきそうだしね。

 

 

ボクとしても、あくまで自分のシャーボXだけに「使える」と語ったけど、もしかしたら同じST3やCB8でも個体差でうまく動かないなんてことも無きにしも非ずなので、あくまで自己責任で使用するようにしてください。

 

 

ただ、正直シャーペンでガリガリ書くシーンなら、素直に多機能ペンではなく普通のシャーペン使った方が書き易いので、シャーボXのシャープメカにそれほどこだわりは持たなくてもいいかも。

 

それでもデルガードメカを入れてみたくなるのは、なんかこういう文房具いじりが好きだからなんだろうな。