先日のブログで、「高すぎる」とぶつくさ文句しか言わなかったボクですが、どういうわけか購入しました。

という、まずは結果だけ先に述べておきます。

 

 

 

しかもちゃっかりと限定モデルのやつをね。

思ったより青がまろやかでした。

 

 

そりゃ、このタイミングで購入するとなったら、定番モデルよりかは限定モデルの方をGETしておきたくなるものでしょう。

限定の方が価格高いとかだったらちょっと見送った可能性はありますが、同じ値段だしね。

 

例えば、ステッドラー925 35のオールブラックなんかは、単なるカラバリだけのように見えてちゃっかり定番モデルより値段高いじゃないですか。

あれこそ定価での購買意欲なんて皆無です。

欲しかったら世界堂で20%OFFを利用して買いますね。今のところ予定ないですが。

 

ヘキサゴナルの限定モデルは、マルス ルモグラフの鉛筆と同じデザインというところが特徴です。

ボディ軸も六角柱ということで鉛筆を模しているので、原点回帰なのか?と思わせるデザインです。

 

 

ところで、「高すぎる」言ってたやつが、なぜそれを乗り越えて買おうと思ったのか?

 

物欲の方が勝ったから? いいえ、違います。

2970円(税込)はやっぱり高いです。正直それだけの価値があると思ってないから「高い」と言っています。

 

ではいくらぐらいなら買おうと思ったか?

ボクの場合、1500円がラインだったように思います。

2000円までなら限定モデルでギリギリ許せるくらいかな?と。

 

だって、例えばぺんてるのグラフ1000forプロが1000円でしょ? ぶっちゃけあっちの方が製図用シャーペンとしては精巧に作られてる気がするし間違いなく実績と信頼があるしで、ヘキサゴナルについては「よくそんな強気な価格設定したね」と思いました。

 

なので、「だったら1500円以上はお金を出さない」買い方をすれば良いと思ったわけです。

 

つまり、ポイントを利用しよう、と。

 

 

ということで、ちょうどいいタイミングでヨドバシドットコムでもヘキサゴナルの限定モデルが取り寄せ注文できる状態になったため、貯まっていたポイントを一部利用して、実質支払金額は1000円という買い物をしまいた。

1000円払ってヘキサゴナルがGET出来るのは逆にお得だなとは思うので、ポイントの使い方としてもボク自身はちょうど良いと思っています。

 

 

余談だけど、みんなポイントってどういう時に使ってるのかな?

ボクは、「絶対に買わなければ困る」ものにはポイントを使いません。だって絶対必要なんだからお金出すしかないじゃん。

でも、逆に「これあったら嬉しいな、でも高いな」って時は、それを後押しするだけのポイントを消費して購入に踏み切ることがあります。

その時ポイントすら使うのをケチりたくなったら、そこまで欲しいものでもないんだなと切り捨てます。

 

 

今回、このヘキサゴナルについても「ちょっと高くね?」ってくらいで、かつそこまでビビるほどの高額商品でもなかったことから、ポイントの利用に踏み切りました。

 

因みに、世界堂でも販売されていたので、20%OFFで購入するという手もあったんですが、それはそれでしっかり現金を消費することになるし、2376円(20%OFFの税込)かかるってことは、やっぱりヨドバシでポイント使った方が安く買えることには変わらないので、それも見送りました。

 

ヘキサゴナルを購入されている方は、2本買ってらっしゃる方を結構見かけますね。

限定モデル+定番1本って感じです。

なんかその気持ちは分かります。

でもまぁ、ボクはそのもう1本は今すぐじゃなくてもいいかなと思ったのと、もう1本買う際は1本目を使ってみて本当に相応の価値があると確認してからでもいいな、と。

それなら世界堂で20%OFFで買うのも大いにありだと思ったし。

 

 

ということで、購入に踏み切るまでの色々な悩んだり迷ったりしたのは事実です。

 

 

で、肝心のペンそのものについてですが、動画やブログやTwitterなんかで語ってる人がいくらかいらっしゃるように、概ね皆さんの感想はボクの思うところ同じの様です。

 

 

 

グリップのラバー風塗装は確かに滑りにくく、カヴェコスペシャルと比べた場合、明らかにヘキサゴナルに軍配が上がります。

 

また、六角柱軸は鉛筆のそれよりかは若干太めの造りなので、細すぎるということもなく割と持ちやすい方だと思います。

これより太かったら逆にペン軸を回しながら(片減り防止)書くことが困難になるので、この太さはベストだと思いました。

 

例えばロディアのスクリプトメカニカルペンシルは、六角柱軸のくせにぶっといから、そこが滅茶苦茶ストレスです。

ボールペンは回転させる必要ないからいいんだけどさ。

 

 

 

製図用シャーペンのいで立ちなのに、口金がステップ構造ではないのは珍しいと思いました。

鉛筆のフォルムをモチーフにしているからだと思いますが、別に模さなくても良かったんじゃね?とは思いましたが、ある種こだわりデザインなのかもしれませんね。

 

円錐型だからといって視界が悪いかと言うと、特にそんな気になるものでもなかったです。

ぺんてるのスマッシュだって視界良好だしね。

 

ノックの感触がとても静音です。ボクとしては結構意外でした。

ステッドラー925 25/35のような乾いたカチッとした音は鳴りません。

 

 

硬度表示窓がボディ中央ではなく、この消しゴムキャップになったのは、個人的には嬉しいポイントです。

ステッドラー925 25/35みたいにいちいちグリップ緩めるのって、なんか抵抗あったんですよね。

最も六角柱軸だからボディ中央に硬度表示窓って仕込みにくいってのが一番の理由だったんでしょうけど……

 

因みに、硬度表示窓の操作感は良好で、クリック感はなくて無段階な感じ。

3B~2Hという範囲になっていて、ステッドラー925 25/35の2B~3Hとも違うんですね。

 

 

それにしても、定番モデルもそうですが、限定モデルともなるとボディの印字量がすごいですね。

これはデザインとしては正直頂けないなと感じました。

写真見てる時からそう思ってはいたんですが、別にわざわざ"Limited Edition"とか刻まんで良くない?

見りゃ分かるじゃん……

 

「このシャーペンを盲目の人も使うかもしれないから指で触ってでも分かるように」なんて考えは恐らくなかったはずです。

 

 

同時に消しゴムキャップの天冠部においても印字は不要だな~って思いました。

 

なんなら"Mechanical Pencil"部分も要らないです。

HEXAGONALだけで十分ですって。

 

むしろ、0.5のような芯径が分かる刻印の方を入れて欲しかったくらいです。

 

いや、分かってますよ、現状0.5しかないことは。

でももしかしたら将来的に他の芯径も出すかもしれないし、仮にないとしても、ヘキサゴナルを全く知らない人が使おうと思った時に、「製図用シャーペンな見た目のくせしてボディを見ても芯径が分からないのかよ?」ってならない?

 

 

このヘキサゴナルは、芯径表示がどこにもないことと、口金がステップ構造じゃないところが、今までよく見た製図用シャーペンとは異彩を放っていますね。

 

しかし、それもそのはず……だって、ステッドラーの公式サイトを見ても、ヘキサゴナルシャープペンシルは製図用シャーペンのカテゴリには入っていないんですから。

 

そうなんです、ヘキサゴナルは製図用シャーペンではないんです。

 

要するに、こだわって設計した一般筆記用シャーペンだったのです。

 

ステッドラーから発売されたガイドパイプが長いシャーペンってだけで、なんか新しい製図用シャーペンか?と思ってしまうのも仕方ないんですが、これはむしろ思いっきりカヴェコスペシャルに対抗する商品ということだったのです。

(誰もそんなこと公言してないけど、位置づけ的にはそういうものになる)

 

なるほど、だったらステップ構造ではないのも分かるし、日本人向けに作ったのなら多くの日本人がほぼほぼ0.5mmシャーペンを使っていること考えたら、端から他の芯径をスルーしているのも理解できます。

 

 

しかし、一般筆記用シャーペンとならば、せめてガイドパイプを引っ込めるような機構にはしなかったの?と思う人も少なからずいると思うのですが、そこは書き味・書き心地優先にしたと考えれば仕方のないところでしょう。

 

例えば、どんなにガタつきを無くす工夫をしたところで、ガイドパイプが収納できるタイプですってなった瞬間、買う前から「ガタつきどうなの?」と懸念されますよね。

引っ込まないって分かってれば気を付ければいいだけですが、引っ込むってなったら「どうなの?」と不確定要素が生まれてしまうんですよね。

そうなると、まず買ってもらうところから躓いてしまいます。

 

そんなんで無駄に敬遠されるくらいなら、「引っ込みません、気を付けて使ってください」って売った方が潔いと言えます。

 

まぁ、どんなシャーペンだって普通は落とさないように使うし、落として壊れるのはガイドパイプとは限りません。

少々高価な筆記具とあれば、大切に使うのが道理でしょう?

だったら、一般筆記用だからといってリトラクタブル式にしなくたっていいよね、とボクは思いました。

 

なので、ガイドパイプが収納出来ない仕様なのは、書き味優先と考えたら正解だと思っています。

 

 

 

というわけで、一般筆記用ならば、なおさらカヴェコスペシャルやその他の一般筆記用シャーペンと対決させてやりたくなります。

 

が、ちょっとすでに長々と書いているので、今回はここまで……