初めてS20を買いました。

 

娘が。

 

定評のあるPILOTのシャーペン、S20ですが、ボクは特に木軸に興味は無かったので、これまでもこれからも買うことはないと思います。

しかし、そのグリップ感については店頭展示のものを触った限りでは「なるほど、これは人気ありそう」と納得いったものです。

 

 

先日、ロフトに娘と行った時のことです。

 

シャーペンのコーナーをウロウロと歩き回っていたんですが、何やら木軸のシャーペンのサンプルを娘が触ってたんですね。

その時見ていたのはレグノの安い方だったと思います。

 

そしてすぐ隣にはS20やS30なんかもサンプルで展示してありました。

 

娘は絵を描くのが好きなので、どうせならペン先視界良好なS20が良かろうと思ってたので、S20の存在も気づかせてやりました。

「こっちはペン先がスマッシュみたいに見やすいんじゃない?」

と。

 

その点は本人も納得した様子で、S20を実際に握って試し書きもしていました。

 

すると、

 

「これ買おうかな」

 

と、気に入った色のS20を選びました。

 

思ったより即決したようで、普段色々悩む割にすぐに決めた辺り、S20がよほど手に馴染んだ様子。

これには、さすがに噂通りなんだなと感心したものです。

 

 

そして買ってきたのが……

 

 

ディープレッドを選びました。

 

多分ボクが選んでも同じ色になったんじゃなかろうか……

この色カッコイイね。

 

 

ぽっきり折れそうな4mmのガイドパイプです。

S20は曲がりやすいという話も聞くんですが、特別頑丈に作らない限り、この手のシャーペンはどれだって曲がりやすいだろうと思う。

是非とも大事に扱ってもらいたい。

 

 

硬度表示窓がBになってるけど、多分初期芯ってHBだよね。

 

そういえば、娘はHBよりも少しだけ硬い芯を使いたいような話をしていたな。

そうなると、FとかHとかになるけど、Fって意外とリリースしているメーカーは少ないです。

ぺんてるはたくさん出してるからとりあえず入手は難しくないけど、製図用シャーペンを発売しているメーカー自身が、その硬度表示窓に対応する全ての高度の替え芯を扱っていないってどういうつもりなんだろう?とか思わなくもない。

 

 

中央のリングの反対側にはJAPANの文字が刻まれている。

なんか嬉しい部分ですね。

 

 

ボク自身、S20は全く使ったことはないけど、恐らく定評通り問題なく使いやすいシャーペンであろうことは想像に難くないです。

何しろ、初見でグリップした瞬間でさえ「握りやすい」と感じるレベルなので、少なくとも「何これ?」というものではないことでしょう。

愛用者が多いのも頷けます。

 

 

因みに、S30についても試し書きしましたが、こっちは自動芯出し機能があるものの、その機構を活かすために芯を出さずに書いてみると、まぁ書きづらい!

ただ、ガイドパイプの先端がとんがってない分、紙面を削るようなことはないかもしれませんが、書き味をものすごく犠牲にしている感じがしたので、S20に1000円も追加して手に入れる意味はないなと思いました。

 

S30を買う意味があるとしたら、コレクター要素か、デザイン性か、筆記具好きが試したく仕方ないという衝動に限られそうです。

実用を重視するなら忘れていい存在です。

 

それだけにS20がより際立って良く見えます。