製図用の筆記用具メーカーで知られるロットリングですが、その中でも筆記具好きな人にも大人気のナンバリングシリーズ。

 

300、500、600、800などありますが、そのうちの500に新色が出ました。

 

 

青、緑、赤の光の三原色的なカラバリです。

 

ボクはLoftで赤だけを見かけました。

なので、その時は赤が新色で出たんだと思ってたけど、3色も出てたとは……

 

 

一昨年くらいからだっけ?

600に限っては突然新色をリリースし始めるようになって、Loft限定色なかも発売したりと、まるでぺんてるのスマッシュみたいなノリを感じたものの、それはあくまでロットリングで最も人気のある600だからこそ一時的に力を入れただけかと思ったら、まさか500まで新色を出してくるとは。

 

ただ、500においては600とは違って、ペン軸部分だけのカラバリであって、グリップや消しゴムキャップ、クリップ部などはブラックから変更なしです。

 

そもそもブラックがカッコいいので、こういう色合いは良いと言えば良いのだけど、なんかコスト的な面で妥協した感が否めないな……

600がすごく綺麗に塗装してあるので、それと対比してしまうと中途半端さが目立ちます。

 

例えばボクは600のブルーを持っていますが……

 

 

いや、これほんとカッコいいとしか言いようがないメタリックブルー。

 

人によってはこのフォルムは好みが分かれるところだとは思いますが、色が良すぎない?

まるでロトの鎧みたいなブルー。

 

これを所持していると、500がいくら新色のカラバリを発売してきても、全く魅力的に思えない……

ただし、500ならば1200円で購入できるので、学生さんでも手が伸ばせる領域になるのかな。

 

シャーペンって言ったら、ボクが高校生の頃はDr.Gripがものすごく流行ってたんだよね。

Dr.Gripって1000円もしませんからね。

 

学生の場合、シャーペンに1000円かけるのは高いと感じるのが普通です。

なので、もしこの500において、「1200円という価格なら学生が好んで買うだろう」とかメーカーが考えてたとしたら、それは大きな間違いだと思っています。

 

シャーペン1本に平気で1000円以上もかけられる学生はそんなに多くいません。たぶん。

 

昨今、YouTubeなんかでも文房具マニアのような方々が挙ってシャーペンに関する動画をアップすることはありますが、メーカーはそれに影響というか触発されてはいけないと思うんですよね。

 

ロットリングなんて、これまで何年もずーっとブラック、あるいはシルバーの2色だけでカラバリを展開してきたのに、突然何を思ったか色んなカラバリを作り出したりしちゃって……それやるくらいなら、もっと個体差が出ないよう品質向上に力を入れて欲しいと思う次第です。

 

 

これは想像でしかないけど、仮に元祖が青緑赤の3色しかなくて、新色でブラックが発売されるといった状況だったら、恐らくブラックがバカ売れすると思うんです。

そのくらい、そもそもブラックってカッコいいですよ。

 

個人的にはカラバリって、安価で何本も購入しやすいペンではたくさんあってもいいと思うけど、1000円以上の筆記具において、品質そっちのけでカラバリを増やすのは、あまりやって欲しくはないんだよな。

まぁメーカーの勝手だけど。

 

 

この500の新色はレギュラーカラーになるっぽいので、焦って買いに急ぐ必要はないと思います。

 

 

因みに、ボクがもしこの3色から選ぶとしたら……

 

ん~~~、赤かな。

 

やっぱ色としての統一感がいいかなと思います。

青や緑も好きなんだけど、全身青とか全身緑ならともかく、ブラックとのバイカラーなので、そこは赤黒による統一がいいかな、と。

これは完全に好みです。

 

色はともかく、500はペンの重さ、長さがちょうど良くて、安定感も高いので、製図用シャーペンの中でもお勧めの部類です。

ただ、グリップがやや細めなので、太いペンが好みの方においては握り心地に違和感があるかも。

あとローレットが苦手な人にも向いてないですね。

 

 

ぶっちゃけ社会人の方なら、この500は完全スルーで良いです。

むしろ600をお勧めします。

 

学生さんの中で製図用シャーペンがいいなと思う人で、かつローレットグリップがお好みの方には、500は割とお勧めです。

滑りにくいし、ステッドラーほどローレットがきつくないのでそんなに指が痛くならない……と思っています。

 

興味が湧いたらお近くのLoftや東急ハンズなどの文房具コーナーに行ってみてください。