ボクがキーボード好き、タイピング好きでもあるので、ブログ記事の大半がタイピング関連になるのはもう仕方ないことだと気づいた今日この頃です。

 

さて、仕事がらPC作業がメインとなる人で、その中でも文書作成、プログラム、キーパンチに重きを置くオペレーター等、なにはともあれタイピング作業を必要とする業務が絡んでいる人にとって、タイピングスキルはどのくらい備わっているべきなのか?

 

という疑問は、同じ立場にいる人であれば一度は考えたことあるんじゃないでしょうか?

考えたことない人は、「気にしなくて済んでしまっているからどうでもいいや」と思いこんでしまう前に、本当に周りもそう思っているのか?を自問自答してみた方がいいと思います。

 

 

タイピング練習として最も有名な手段として、

 

・寿司打

・e-typing

 

この2つが挙げられるでしょう。

 

タイピング初心者を脱却するならe-typingで地道に練習し、タイピングが楽しめるようになった頃には寿司打で高得点(というか自己ベスト)を目指す、という感じで利用されるといいんじゃないかと。

あと、e-typingには検定も用意されていて、それを模擬試験として試すことが出来るので、これで何級まで合格できるか確認してみるのも良いです。

 

 

で、本題の、タイピングスキルの基準ってどの程度なの?ってのがボクにとっても長いこと疑問でした。

正直今も疑問です。

 

というのも、このくらい出来ていないと何かが出来なくなるという明確な線がないからです。

タイピングが遅すぎると、確かに作業ペース全体に影響してしまいます。

同じ仕事を数人で開始した際、他の人がそろそろ終わろうかという頃に、ようやっと序盤を抜け出した、みたいなことも起こり得ます。

しかし、業務全体でそれを考慮してスケジュールを組んでしまえば、その人にとってそれがベストなパフォーマンスとして業務に当たっているので、局所的にそこだけ見れば問題がないように思えます。

 

そして、そのスキル1つだけで給料は簡単に上がったり下がったりしません。

さらには、たったそれだけで会社の業績がすぐに上がったり下がったりもしません。

 

なので、当人としては誰にも迷惑がかかっていないという認識になり、「タイピングが遅くても仕事は成り立っている」という結論が導き出されるのです。

 

 

スキルって色々あるけど、中でもタイピングスキルは無償で手に入れる最もお手軽なスキルです。

ただし、それによる効果はお金を払って会得するスキルに比べると小さいものです。

とは言え、一度身に着けてしまうと自転車に乗れるようになったのと同じように、忘れることがない体に染みつかせるスキルなので、上達こそすれど極端になまることもないという、かなり有益な要素だと思います。

 

ボクはこんなことを考える前に、業務上必要だから少しの練習とたくさんのチャットや文書作成によって、いつの間にか出来るようになりました。

それはもうかれこれ20年くらい前になります。

ただし、その頃はまだ上段の数字キーや記号キーはあまりスラスラ打てるものでもなかったように思います。

それでも業務には支障のないレベルでした。

 

タイピングスキルってのは、日本語オンリーの仕事をしている以上、日本語文章がスラスラ打てれば概ね問題ないように思います。

プログラミング業務だとしてもコメント文を入れることは多々あるので、命令文も大事だけど、結局は日本語入力のスピードは重要になります。

(都合上コメントが英文でないといけない場合が多くあるのも重々承知です)

 

そんな訳で、タイピングスキルの基準を先に述べたように寿司打やe-typingで測るというのは悪くない手段だと思いました。

 

ボクの場合、寿司打であれば、秒速6キー強くらいのスピードで打ち込むと、ミスタイプが20~30くらいは出てしまうもののスコアは比較的高い点数が取れる状況です。

それ以上は早く打てません……もうこれは身体的な限界に思います。

しかし、これでももう十分に速い方だと思います。仕事する上では。

 

高級コース(10000円)で20000円前後食べることが出来るくらいなので、一般的に見たら十分だと思っています。

 

さて今回基準としたいのは、せめてこのくらいは打てないとチャットで会話についていけない……そんなレベルで考えたいと思います。

 

ボクは試しに、寿司打をいつもより少しゆっくりめにタイプしてトライしてみました。

 

 

極端にミスタイプは減りましたが、速度も秒速4キー以上。

スコアも食べ損ねる金額(つまり10000円未満)になることもなかったです。

 

正直、これでもまだ十分に速く正確な方だと思います。

ただし、このスピードでミスタイプが30以上出てしまっている人は、ぶっちゃけ練習不足だと思います。

 

ゲームの場合、ミスタイプしてもお構いなしにその後正解キーを打ち込めばゲームは進行しますが、実際に文章を打ち込む際は、間違えたら削除してから打ち直すので、確実にスピードは半減しています。

そして、ゲームと違ってそれほど早くは打っていません。

 

それはつまり、ゲームで既にスピードが遅かったら、実務でのスピードはもっと遅いと判断すべきです。

ゲームはタイピングスピードのポテンシャルをMAXまで発揮するかもしれないけど、実務ではそうはいかないということです。

 

なので、寿司打で基準を測るなら、やはり↑の画像に近いくらいはスピードが出ていないと、実務ではやや遅いと感じられるんじゃないでしょうか?

 

よって、目安は寿司打の結果で、秒速4キー以上、ミスタイプは20個未満。

こんな感じなのかな?

 

因みにe-typingの模擬試験であれば、2級合格に手が届くかどうか、そのくらいかと。

少なくとも3級が合格できていないのに、現状維持でいいやと思っていたら、プロ意識が足りません。

 

 

あと、ホームポジションも重要だと思っています。

中には我流でも構わないよって言う人もいるんだけど、長い目で見るとホームポジションを身に着けておく方が得です。

 

我流の多くに、小指を使っていないというケースを見かけます。

タイピングスピードは少しずつだけど向上していくんですが、これが小指を使ってない運指の場合、5本指を使ったホームポジションに比べて早く限界が来やすいです。

特に左手の小指で押す 'A' と 'Z' は小指で押せないと顕著にスピードに影響します。

まして右手の小指で押すEnterキー、これを長い文章作成中にいちいち人差し指や中指なんかで押してたら、間接的給料ドロボーと言っても過言ではないです。

 

今、PCを使った文章入力が必須の仕事をしていて、

視力が正常(眼鏡・コンタクト含む)で、

手・指が満足に動かせる身分であるならば、

 

寿司打の高級コースを10000円以上食べてミスを20個以内に抑えられていれば、はたから見てもまともなスピードでタイピングしているように見えます。

大体30皿は食べられるはずです。

YouTubeとか見ると、怪物みたいな人が100皿とか食べるけど、そういうのは参考にしなくて良いです……そういうのは見て楽しんでください。

 

 

因みに、ボクはこんな↓高級キーボードでタイピングしていますが、別にだから早いとか上達しやすいというほど、タイピングスキル向上においてはそれほど差は出ないと思います。

 

タイピングスキルを向上するために必要なキーボードは、キーピッチが通常サイズのものを使うことですかね?

といか、業務に差し支えのないよう、仕事で使うキーボードのキーピッチと同じもので練習するのが良いです。

 

この記事がもし参考になっていれば幸いです。