タイピング練習をしたことがある人なら誰でも知っているであろう有名なサイト……

 

e-typing

https://www.e-typing.ne.jp/

 

こんな記事を読むくらいの方なら、恐らく、腕試しレベルチェックなんかも何度もトライしたんじゃなかろうか?

さらには、模擬試験にもトライしたんじゃなかろうか?

 

ボクもこのサイトには大分長いことお世話になっており、タイピングの速度底上げには相当役に立っている。

 

練習という意味では非常に利用価値の高いサイトだし、ランキング制度もあったり模擬試験で技量を確認出来たりと、素晴らしいとしか言いようがない。

 

しかし、それだけ長いこと利用させてもらっているだけに、ある一点だけ、本当にそこだけは改善して欲しいと思う要素があるんです。

 

ちょっと一言で表すのが難しいので説明っぽくなってしまうけど……

 

時間計測は、お題の文章(または単語)が表示された時点から最後のお題を打ち切るまでではなく、お題1個ごとに最初のキー押下から文章打ち切るまでの合計にして欲しい

 

という点です。

 

例えば、腕試しレベルチェックの場合、短文が連続してお題として表示されるけど、1個1個の短文の最初の打ち始めって、ぶっちゃけ反射神経に近いものがあるじゃないですか。

 

これが、次のお題が事前に見えてたらまだ良かったんだけど、その場その場で反射的にすぐ反応する必要があるから、お題が短い文章ばかりだと、能力的に同じ人間がタイピングしても、スコアとしてはどうしても落ちちゃうんですよね。

 

でも、この仕様を上で書いた通り、お題1個1個で最初のキー押下から打ち切るまでの時間のみを計測してくれたら、純粋にタイプしている速度と正確さを判定していることになると思うんです。

 

これを適用すると、お題が表示されてから、数秒間待ってからタイプしてもスコアが落ちることはなくなるので、打ち込む文章をしっかり把握してから落ち着いてタイプすることになり、より本来のタイピング能力を判断するのに相応しい状態になるのではないかと……

 

ただ、当然ながらインチキされることも防止する必要があるので、例えばお題が表示されてから30秒以内に何もキーが打ち込まれなかったら、そのお題でチェック終了とかにしてしまえば良いのではないかと。

 

 

とにかく、反射神経要素を含んだ判定結果になってしまっているのがちょっとなぁ~……というのがボクの正直な感想です。

 

 

で、この仕様の理不尽さをもろに感じてしまうのが、タイピング技能検定の場合です。

ボクは本試験を受けたことはないので、あくまで模擬試験での感想になるんですが……

 

例えば3級を受けたとしましょう。

試験は、単語・短文・長文の3種行いますが、特に単語が問題なのです。

打ち込むスピード自体は3種ともほぼ同じ速さなのに、お題が表示されてから打ち込むまでの反射的な動作の時間を計測に入れられてしまっているため、短文や長文よりもスコアが落ちてしまうのです。

ミスが少ないにもかかわらず、です。

 

「それはないだろう……」

 

と呟いてしまいました。

 

ミスなく速く打ち切る、これを実践出来るかどうかは、お題を理解してから行えれば十分ではないだろうか?

お題が表示されてから打ち始めの時間まで短縮させることがタイピング技能に含まれるのって、なんか違うんじゃないか?

そう思わざるを得ないのです。

 

だってさ、これって別に誰かとスピード競ってる試験じゃないわけでしょ?

 

そもそもタイピング技能ってのは、出来上がった文書を転記するためだけの技能じゃないわけで、普通は自分の頭で考えている文章を打ち込むわけだから、お題の文章をしっかり把握してから打ち込むことに意味があると思うんです。

そういう技能を判定するべきなのに、打ち始めるまでの反射のスピードを試験の一部に入れてしまっているのが非常に理不尽だと思ったのです。

 

もちろん、この仕様を今更変更されるなんてことはないだろう。

というか、下手すりゃもうほとんどメンテナンスしてないかもしれない。

 

ただ、e-typingは今でも多くの人が利用しているだけに、もうちょっと追求してもいいんじゃないかなって思う。