メンブレンキーボードの耐久力について、とりあえず打鍵回数的な目安がどこかに載ってないか検索してたら、RealforceについてのWikipediaページに載ってた。
一般的な有接点のメンブレン方式のキーボードでは、キーの寿命が押下回数約1000万回なのに対し、Realforceは3000万回以上となっている。
だそうだ。
つまりは、粗悪品でない限り、そこそこの価格がするメンブレンキーボードというものは、およそ1000万回の打鍵に耐えられると考えてよいということか。
オレが愛用しているHHKB Lite2もせめてそのくらいには耐久力あると思いたい。
また、"キーボード (コンピュータ)"に関するWikipediaでは、メンブレンスイッチの説明の一文に
安価なものほど指先に反発の力がダイレクトに戻ってくるので長期間のタイピングには向かず、タッチの固いものは腱鞘炎になる危険性が指摘されている。
とも書いてある。
オレは長いことメンブレン式を使用してきて、というかこれまでの人生で腱鞘炎になったことなんて一度もないし、腱鞘炎になりかけるといったこともない。
そんな危険性、本当にあるのだろうか?
実際に腱鞘炎になった人がいるからそういう指摘があるんだろうが、一体どれほどの時間、タイピングに費やしているというのだろうか?
オレもタイピング練習と謳って数時間くらいただひたすらキーボードを打鍵し続けることはあるが、腱鞘炎を危惧するような疲労は未だかつて一度もない。
どちらかというと、指をずっと曲げっぱなしにしていることで、指だけエコノミー症候群になりそうな気持ちになったことはあるが。
真剣に自分に合ったキーボードを選ぶ際、どうしてもマイナス要素を切り落として理想を追求したくなるものだが、実はそういったマイナスファクターが本当に自分にも該当するものなのかは、実際に経験しないと分からないものである。
腱鞘炎になりやすいのは、主にキーストロークの深さとキー反発力の因果関係が絡んでるのかな?
あと、打鍵姿勢も重要だね。
あまり手首を急角度に曲げて(特に手の甲側の角度が180度より浅い方向に)いる場合、すごく負担が高いと思う。
必要もないのにチルトスタンドを使用して、さらに手首に角度をつけさせる打ち方をしていると、余計に負荷をあげるんじゃないかとか思う。
メンブレンキーボードの中身の打鍵感が優れているものは少なからず存在するので、キーボード選びをする際は、腱鞘炎や疲労などがきっかけとなった人は、それを気に打鍵姿勢も見直すと良いのではないか。