職番で自前のキーボードが使えることは、どうやらラッキーな方らしい。
世の中にはUSB接続するものすべてが持ち込み禁止にされている職場もあるんだね。
オレの経験上ありがちなのは、USB接続は例えば有線接続のマウスやキーボードならOKで、無線(流行りのBluetoothなど)での接続はNG、というケース。
このルールについて、「なんで? 何がダメなの?」と思う人もいるはず。
答えはそれほど難しくないが、順を追って説明するとこうだ。
IT業界に限らず、情報漏洩(じょうほうろうえい)という単語はすっかり耳慣れしてきたと思う。良くない意味で。
情報漏洩の原因の一つに、私有のUSBメモリなどで会社から業務情報を持ち出し、それが自宅のPCからネットに流れてしまう、あるいは、その私有のUSBメモリがウィルス感染していたことに気づかずに職場のPCに接続してしまい、職場のPCに害を及ぼすといったケースだ。
社員数が多い企業ほど、私物品まで目が行き届かなくなるのも道理。
だから、一斉に私物の使用を禁止してしまえば、故意にルールを破ろうとしない限り最悪の自体は招かずに済むはずなのだ。
さて、そこで
「あれ? USBメモリが原因なら、マウスやキーボードならいいんじゃないの?」
と思うだろう。
そこで、先ほど言った、有線はOKだけど無線はNGという話が絡む。
無線接続できるマウスを使う状況を想像してみてほしい。あれって、PCのUSB端子にレシーバーを装着させるよね。
かなり小さいものも存在するが、大きさはまちまちなので、要はそのレシーバーがUSBメモリと見間違えられる可能性があるということなのだ。
疑わしき行動を取らないことも企業の中では重要なのだ。
そこでまた、
「きちんと上司に許可を取って使用すれば、疑われないのでは?」
とか思ったでしょう。
甘い!
直属の上司が許可をしたとしても、そこは企業、その上の上司、はたまた役員だったり、もしくは関連会社(それこそ上位会社)のおえらいさんが視察に来た時など、いくらでも監視の目はあるものなのだ。
そう考えていくと、どこまで許可取ったら問題ないのかなんて、キリがない話なのだ。
だから、ダメなものはダメとして、例外のないルールが存在したりする。
また、有線すらNGな職場に関して言えば、例えばマウスやキーボードにしても、私物となるとどんなもの持ち込まれるか全く分からないわけで、世の中にはメモリカード類をさせるマウスや、マクロが使えるキーボードなど、単なる入力デバイスとは言えない変わり種や高機能なものがいくらでも存在する。
そういったものを勝手に使用されて、万が一それによって問題が発生したら、会社の管理体制を疑われる可能性が高い。
わずかでもリスクをなくそうとして、一切の私物持ち込みを禁止する企業もあるということだろう。
で、幸いオレの職場は、そこまで厳しくないので、マウスとキーボードは私物のものを使わせてもらってる。
マウスはもう5ボタンじゃないとやってられないし、キーボードも職場で用意されたものは使い勝手悪すぎて作業効率が低下するので、私物が使えるのは本当に助かる。